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No.56 ページ14

Aside


僕たちは支度をして病院をあとにし、みんなで車に乗り込んだ。みんなの席は

ンダホさんが運転席、その隣がシルクさん、ンダホさんの後ろに僕、真ん中にモトキさん、その隣がマサイさん
の順で乗った。


A「マサイさんの隣がよかった...」

マサイ「Aに移るだろ!...ゲホゲホ」

モトキ「俺はいいのかよ!」

マサイ「うん」

A「どうせ同じ布団で寝るし!」

マサイ「インフルの間絶対部屋に入れさせない」


僕のことちゃんと考えてくれてたんだ。

でも、一緒に寝れないのは寂しい


A「このあと僕が看病するからシルクさん達帰っていいよ」

ンダホ「A一人で大丈夫?」

A「うん!」

シルク「じゃあ、よろしくな」


家の前まで来て、シルクさんがマサイさんを家まで連れて行ってくれた。それからンダホさんからスポドリや、いろいろな風邪グッズをもらった。

布団に寝かせたはいいけど、ずっと話してて全然寝てくれないんだけど...


マサイ「Aの小さい頃ってどんなんだった?産まれたとき絶対可愛かったんだろうな」


僕の小さい頃?

そう言えば7歳より前の記憶が無いんだよな。何でだろ...


A「小さい頃の記憶が無いんだよね。お母さんとかお父さんとかいると思うんだけど、顔が思い出せない」

マサイ「いると思うって、会ったことないの?」

A「物心ついた時にはおじいちゃんに育てられてたから...」

マサイ「なんかごめん、、、」

A「ううん、大丈夫。それより熱計った?」

マサイ「まだだけど...」

A「早く計って!」


目がとろんとしているマサイさんがいつもと違って面白い



この人のこともっと知りたい!
人はまだ怖いけど、マサイさんをきっかけに人に慣れるといいな

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作者名:だんくん | 作成日時:2019年11月13日 5時

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