BATTLE28 ページ34
〜菅原side〜
俺たちはずっと押されていたが、牛島達白鳥沢軍が来たことにより形勢は一気に逆転……とまではいかないが、なんとか持ち直した。
流石3本の指というべきだろうか。
圧倒的な強さを誇っているように見える。
まぁ俺らも負けてないけどな!
『牛島さんから連絡です。』
知らない声が頭の中に流れ込んでくる。
山口と同じ能力か。
『手が空いているやつはこい、
だそうです。』
そう言うと、声は聞こえなくなった。
ため息を1つつき、牛島の方に走る。
皆は能力を使うのに忙しく、唯一暇なのは俺だけ。
木葉くんはまだ体力が回復しきってないし。
「名前は。」
「菅原。牛島と同じ3年。」
ここで名前聞くかよ。
「そうか。では菅原、俺と及川が銀仮面を引き付ける。お前が回り込んで気絶させろ。」
「不本意だけどね!この際仕方がない。首筋叩けばおちる筈だから。」
え、ちょっと待って。
俺お前達みたいな怪力じゃないんだけど!?
絶対気絶しないよ!?うん。
そんな俺の心の叫びはむなしく。
作戦はあっという間に実行に移された。
「爽やかくん!」
及川の声と共に飛び出す。
一気に後ろに回り込み、首に狙いをさだめる。
…ん?
これなんだ?
チツテの首筋になんか変な虫がついていたのでぶっ叩いてみる。
うわぁ気持ち悪。
その虫らしきものを潰した瞬間、
チツテが倒れた。
糸が切れたように、ぷっつりと。
そして、倒れた衝撃で、チツテの銀色の仮面が外れた。
「うそ、だろ……?」
「なんで…?」
「なんで、
武田先生がっ!?」
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