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BATTLE13 ページ15

「……くろ、お?」



「おっと、動くな。」



黒尾だけじゃない。



いくつかの黒光りしていれ銃が俺たちを狙っている。



「俺らは『政府側』だ。」



ゆっくりと、黒尾が言葉を吐き出す。



「俺らの任務は、

国中全ての未成年を捕まえ……あー…保護すること。」



これは、音駒の本心なのか。



「いやー本当は宮城まで行く予定だったんだけど、手間が省けたわ。



ってなわけで、ご足労願おうか。」



それとも……。



「……スガ。」



操られているか。



「うん。一応試してみる。」



「……頼んだ。隙は俺らが作る。月島。」



「はい。」



俺は月島に目線を向け、



ジャージのポケットから出した短刀で、



自分の腕を切った。



「日本刀!」



俺が叫ぶと、今まで静かに流れていた俺の血がグニャリと形を変え、手の中におさまる。



「悪いけど、敵なら容赦はしない。」



刀が鉄でできてるからだろうか。



それとも俺の血が混ざっているからだろうか。



握っている手が妙に鉄の匂いがする。



「それはこっちのセリフですよ。澤村くん。」



「……手が空いている奴!他の奴らをとめといてくれ!行くぞ!」



後ろを見ると、既に月島は弓矢を構えていた。



「はい。」



月島の手から弓が放たれる。



それと同時に、



俺らは動き出した。

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作者名:フォンテイン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年10月11日 13時

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