３８段目 ページ41
再び中に入ると
蓮城さんが須堂くんを抱きしめていた
ツ「っ！」
貴「...夏樹大丈夫？」
夏「....ああ」
貴「....そっか」
そう言って二人は離れた
話を聞くならいまだ...
ツ「あの...」
二人が振り向いた
ツ「開いてたから...その..」
夏「はぁ...」
ツ「どうして やけになってるの？」
夏「別に やけになんかなってねぇーよ」
須堂くんと蓮城さんが手をつないで
立って窓のそばで止まった
夏「こうやって 毎日毎日
てっぺんから アリみたいな
人間見下ろして 自由にやってんだよ」
ツ「なんか...窮屈だね」
夏「はぁ？」
ツ「この部屋ウチなんかよりも何倍も
広くて視界も開けてるのに
なんか窮屈に感じちゃう
なんでだろう」
夏「おまえはバカか どこが窮屈なんだよ」
ツ「私は そうやって見下ろすよりも
地べたで一緒に歩きたいから
だから 全部が 遠すぎて
逆に居心地が悪いっていうか
それに 宙に浮いてるみたいで
自分の軸がわかんなくなっちゃいそう」
夏「お前さぁ....何が言いたいわけ」
ツ「須堂くん達は こんな高い
所にいて寂しくないの？」
夏「だから お前は結局何が..」
いきなり須堂くんの声が
弱々しくなった
ツ「本当は何をしたいのかなって
満ち足りてるから
暇つぶししてるの？ それとも
空っぽだから？ だから
俺は思ってる 満足してるって
自分を言いくるめる為に....」
(((バン
夏「ハァ ハァ ハァ
うるせぇんだよ...」
貴「夏樹？」
夏「お前はそうやって ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ
理屈つけなきゃ 気がすまねぇのかよ！
あぁ そうか 生徒会長ってそういう
仕事だもんなでもな...」
((がし
夏「お前のくそみてぇな説教も
聞くことねぇんだよ！」
ツ「離して」
貴「夏樹！ダメだって」
蓮城さんが間に入って須堂くんを
止めている
須堂くんが私を話した瞬間
須堂くんを抱きしめた
貴「夏樹 落ち着いて」
夏「オメェの好きな地べたに帰れ！」
蓮城さんを見ると口パクで
貴《早く出てって》
そう言っていた
私は急いで蓮城家を後にした
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雛 - いきなりですみません。山田涼介ｸﾝ、5/9が誕生日ですよ。 この小説面白いです！頑張ってください！ (2015年11月3日 16時) (
レス) id: d2d5052519 (このIDを非表示/違反報告)
カグラ - 更新、楽しみにしてます！ (2015年6月15日 19時) (レス) id: 8ab7fb01e9 (このIDを非表示/違反報告)
をん - 更新ファイト！ (2015年5月30日 10時) (レス) id: 88c3ede97c (このIDを非表示/違反報告)
凪咲(プロフ) - 早く続き見たいです！ (2015年5月27日 0時) (レス) id: e4cdc838a9 (このIDを非表示/違反報告)
夏ッピー - 更新楽しみにしてます！ (2015年5月18日 21時) (レス) id: c7c5b60c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれん | 作成日時：2015年5月6日 20時
