北の海の魔女短編＆番外編Ⅲ 【ONE PIECE】 (ページ18)

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短】お洒落と変装は紙一重ローページ18

ワノ国後if

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ロー「出航は２日後。それまで船は出せねェ。くれぐれも騒ぎを起こすなよ。」

「「アイアイ、キャプテン！」」

ポーラーの修理を兼ねて訪れた大きな街。
久しぶりの大都市に、クルーたちは浮かれて街へ飛び出して行った。

『ちょっと図書館行ってくるね。』

珍しく船番をしているローに声をかけてから、Aも船を降りる。

◆◆◆

海兵「いたぞ、魔女だ！」

『うわ？！また...！』

街へ入って早々、Aは海兵に追いかけられていた。

『何もしてないのに、なんで...！』

もう何度目か。海兵を撒き、路地裏でぐったりと壁にもたれる。

『...ん...？』

ふとよぎった、ある結論。
...この服か？！服がいかんのか？！

よく考えれば、全身黒ずくめなんて悪目立ちする。
手配書の写真だって、これと同じ服なのだ。

『だからローも麦わらの一味も、いつも違う服を着てるのか？！』(←それは違う)

衝撃の事実に、ひとり路地裏で頭を抱える。

『と、図書館は後回しだ...！！服屋...！服を何とかしないと...！！』

Aはヒゲとサングラス(変装)をつけると、そそくさと服屋へ向かうのだった。

◆◆◆

『服...なぁ...。』

なんとか服屋には来れたものの、そういえば服なんて買ったことない。

『(服...ロジャー...フリフリ...うっ...。)』

昔、ロジャーがノリノリで買ってきた、フリフリピンクの服を思い出して青ざめる。

『(かと言ってナミもロビンも露出多すぎだし...。)』

ほぼ下着じゃないか、あんなもの...。
全く参考にならない。

そもそも魔女は、寒暖を感じないのだ。
季節に合わせた服をオシャレにコーディネート、なんてハードルが高すぎる。

Aはちらり、と店の外を行き交う人々に視線を向けた。
...成程、あんな感じで良いのか。

それにしても...。

『(ひとりで来るんじゃなかった...。)』

結局何が良いのか分からず、商品の並ぶ棚の前で立ち尽くす。

「...あ、A！」

困り果てていると、突然名前を呼ばれた。

『救世主(コアラ)！！...だずげでぐだざい"...！！！』