北の海の魔女短編＆番外編Ⅲ 【ONE PIECE】 (ページ17)

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短】神でも人でもローページ17

付き合ってる切なめほぼポエムボツネタ供養

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また、夢を見た。
幼い頃の夢。

夢の中の父と母の顔は、ぐちゃぐちゃに塗られたように真っ黒で。

覚えているのは、"大好きだった"という記憶だけ。

◆◆◆

「気分でも悪いのか？」

ローが、Aの顔を覗き込み、額に手を当てる。

『魔女は熱なんか出ないよ。』

「...そうだったな。その割に、随分と顔色が悪ィが。」

『...夢見が悪くて。』

そう言ったAの顔は、悲しくて、穏やかで。

...何も思い出せない夢を見るの。

顔も、声も、名前も。
あんなに大好きで大切だったはずなのに。

そう語るAが、そっとローに触れた。

私は、いつかローを忘れてしまうのが怖い。

忘れてしまったことを悲しく思わない自分が怖い。

そして...あなたを思い出せないまま、また永い時を生きるのは...もっと怖い。

ローは、何も言わずにAを見つめ返す。

どうして忘れてしまうんだろうね。
どうしてそこだけ、人間臭いんだろうね...。

『中途半端に神様で、中途半端に人間で...。魔女(わたし)って一体何なんだろう。』

「...。」

魔女(おまえ)は人間(おれたち)を脆く儚いと言うが、
悲しく笑うお前は、今にも消えてしまいそうな程に朧気だ。

「A、」

でも、無力な人間(おれ)に何が出来る？

『なんでローが泣きそうなの。』

哀しい言葉ばかりを吐き続けてしまう口を、どうかずっと、そのまま塞いでいて欲しい。

今はそれだけでいい。

◆◆◆

この幸せを、優しさを、いつか忘れてしまうのならば。

いっそ本当に神に成りたい。

あなたのそばに居られなくても、
あなたに触れることが叶わなくなっても、
あなたを忘れないでいられる方が、ずっといい。

神に成る事が出来ないならば。

あなたを忘れる前に、
あなたと生きたこの時代に、
あなたと共に、人間として、死にたい。

愛する人を覚えていることも、共に死ぬことも出来ない魔女(わたし)は、一体何者なのだろう。

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書きたいことが書けずに概念みたいな文になった
これ以上は無理だァ...
多数のお気に入り登録通知に申し訳なくなって駄文なのに上げてしまった。すみません許して...。。