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ツナとディーノが理絵の可愛いところを言いあっていた後、理絵が起きて2人はオロオロしていた。
「何話してたの？」
と聞いてみるも、「何もない」で返されてしまった。
そして現在の理絵はと言うと……
「ガハハハハ！リエが鬼なんだもんね！」
「(なんでこうなった……)」
ランボと鬼ごっこをしていた。
しかも病院で。
ーーーーー
「何か飲み物買いに行って来るよ」
何がいい？と聞く理絵。
「ブドウジュース！」「緑茶で」「コーラを」「じゃあ俺ミルクティー」「イチゴ牛乳！」
一斉に言われて、少しイラッとした理絵。そんなに持てるかな…と思っていると、
「ランボさんがリエのお手伝いするもんね！」
「あら！ランボくん偉いわね！」
よくわからないがランボが付いてくるようになっていた。
「(自動販売機にあるかな…コンビニの方が良い？お菓子買えるよね)ランボ…あれ」
病室から出ていろいろ考えているうちにランボがいなくなっていた。
「ランボー。オーイ。出てきたらブドウの飴あげるよー。お菓子あげるよー。」
そう言いながら廊下を歩く理絵を通り過ぎていくナースや患者は「弟でも探しているのか」と心が温かくなっていた。
「ガハハハハ！ランボさんはこっちだもんね！」
歩いているとアホ牛ランボを見つけた理絵は鷲掴みにしようと……
「ガハハハ！リエが鬼なんだもんね！」
出来ずに、ランボは走っていく。
ーーーーーーーーーー
そして最初に戻るのだ。
「ランボー。走ったら転けるよー。危ないから戻っておいでー」
そう言いながら追いかける理絵。
「あ！ハエなんだもんね！」
ハエを見つけて追いかけるランボは病室に入ろうとしていた。
「おーい。ラン……何人様の病室入ろうとしてるの！？」
ランボが入ってしまった病室からは「キャー！」と言う叫び声が聞こえる。
「ランボ！」
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作者名：脳内お花畑少女 | 作成日時：2017年5月11日 20時
