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「久しぶりだね〜。みんなが小さくなってる〜」
そう言って、ディーノの横でにこやかに手を振るスーツ姿の１０年後の理絵。
「ディーノ先生！ど、どういう事ですか！？」と緑谷が言う。
「えっと、俺達の会社ではな、その……１０年バズーカって言うのを人にむかって撃つと、その人が１０年後に。１０年後のその人が入れ代わりでこっちに来るものを作っててな……」
よくわからずに頭を傾げる生徒達。
理絵は「ちなみに５分間だけだから」と言うと
「はいっ！理絵ちゃん…じゃなくて、理絵さんに質問！」
お茶子が手を上げる。
「理絵さんは、今何をしていたんですか？」
その質問に理絵は、ビクゥゥ！とする。よく見ると、少し冷や汗がたれている。
「銃持ってたから…あ！ウ゛ィラン退治とか！？」
「そ、そうなんだー！ウ゛ィラン退治でねー！そんな時に飛ばされたからね〜。１０年前の私は大丈夫かなー」
理絵は、ため息をつく。
本当は、マフィア退治に行っていたのだが
「(この時は、まだマフィアの事も死ぬ気の炎の事も、まだ話して無いからね……)」
「お茶子ちゃん」
急に名前を言われて、びっくりするお茶子。
「まだ私は、言えてない秘密とか沢山あるから……何かあったら声かけてあげてね。」
優しい声にお茶子は、少し反応が遅れる。
「！は、はい！私は理絵ちゃんを裏切るような事はしないです！」
それを聞いた理絵は「うん。ありがとう」と笑顔で答える。
「「「「(うわ……笑うと綺麗……！)」」」」
クラスの心が一つになった。
ーーーーーーーーー
理絵は、ひとりづつの質問に答えていた。
後一分で入れ代わると言う時に、最後に百が質問をした。
「理絵さんは結婚しているのですか？指輪をしていますが……？」
それにクラスの男子は、反応する。
「左手につけてるこのリングは、中学生の時のお守りなの」
そう答える理絵に、男子はがっかりする。
が、
「でも、結婚指輪は傷ついて欲しく無いからいつもは首にかけてるの〜」
そう言い、首にかけていたネックレスをジャラッと見せる。
「綺麗ですわ！白と赤を貴重とした指輪！」
女子はきゃあー！と言っている。
「婚約者は！？婚約者は誰なんだ！？」
とディーノが、聞く。まるで父のように。
「かっこよくて、優しくて……出したら切りが無いぐらい好きな人」
「名前はね……」
ボフン！
煙と共に理絵は消え、今の理絵が戻って来ていた。顔を赤くして
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作者名：脳内お花畑少女 | 作成日時：2017年5月11日 20時
