第百十二夜 相も変わらず ページ23
「あぁ、
「勿論。そのつもりだよ。あ、でも後で写真は撮らせて欲しいな。公表とかはしないから」
「む…それくらいなら構わない。公表しないなら」
公表しないということを強調すると、クスリと不二が笑った。
なんだこの溢れる白馬の王子様感は。
リョーマに携帯を返し、ボクも自分の携帯で幸村へ連絡する。某緑色アプリでメッセージを送ると即既読がついた。
試合してるんじゃないのか…?って思ったけど、そういえば幸村、県大会と関東大会は出てないんだった。体調的な面での配慮らしい。
つまり今頃完全傍観か。
『へぇ、青学と一緒にいるんだ。なんならそのまま偵察してきてよ』
おい。
内容は上の通り。自由すぎるだろ。
「あー…なんか偵察してこいって言われたんだけど、構わないか?」
「いいんじゃない?」
「僕は構わないよ」
そして心が広い青学。堂々偵察すると言ったのに許すとか、心の広さ大海原だな。
このままの姿で公衆の前に出るわけにもいかないし、立海のジャージを羽織ってるから目立つのでボクは男子に…というより白夜に化ける。
「…相変わらずの美青年度」
「これは…異性も嫉妬するレベルの美形だね」
「よせ、褒めても何も出ないぞ…いや、飴ならあるな。食べるか?」
最近覚えた手品で飴を出す。不二は「上手だね、手品。じゃあ一つ頂くよ」とニコニコ笑いながら飴を手に取っていた。
そんな中「そんなことよりポンタ飲みたい」と言うリョーマは流石だな。
御神籤の王子様 ver.四天宝寺
小吉っすわ。メンド…
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ノア(プロフ) - パンドラさん» ありがとう( *`ω´)ベッタベタな内容だけどやっと恋愛方向にも走れました(笑)ちまちま更新していくのでこれからもよろしくです! (2016年1月23日 19時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
パンドラ(プロフ) - 回を重ねる度にどんどん面白くなっていきますね!流石です! (2016年1月23日 17時) (レス) id: 4b52225c75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノア | 作成日時:2016年1月19日 17時