第四十四夜 氷帝学園 ページ46
「ここ……だな」
放課後になって、幸村から預かった書類を持ちいざ氷帝学園中等部へ。
ちなみについこの間この辺りで例のバカ四人組と一悶着あったため、男子───もとい、白夜に化けてきている。制服は身長がさほど変わらないということで雅治から借りた。
「さっさと終わらせて帰ろ」
そのまま校門をくぐり敷地内に入った。
…だがここで問題発生。
「ね、ねぇねぇ！あの人見て！」
「わ……っ。綺麗な髪の色…」
「背ぇ高くてイケメン！モデルかな！？」
「跡部様といい勝負…いや、跡部様には悪いけど勝ってるかも！」
テニスコートは何処かと敷地内をうろついていると、遠巻きにこっちを見る女子の数がどんどん増えていく。
仕舞いには高等部や初等部と思われる女子生徒たちも現れ、僕に声をかけるでもなく立ち去るでもなく遠巻きにヒソヒソと離したり写真を撮ったりしていた。
どこのアイドル扱いだ、といいかけるがその言葉を飲み込む。落ち着け、僕。
「なんの騒ぎだ。アーン？」
と、まぁ、僕が対処に困っていると人垣の向こうから声が聞こえた。その瞬間、女子たちはその声がした方向に一斉に顔を向け、歓声を上げる。「跡部様！跡部様よ！」とか聞こえるんだけど。
「……ん？誰だこいつは」
割れた人垣の向こうから近寄ってくるのは男子生徒。泣きボクロが印象的だな。
その人の後ろには少し背が低めの女子がいた。男子生徒と同じジャージを着ているあたり同じ部活なのだろう。腰あたりまであるまっすぐな黒髪。お嬢様風の帽子を被っているため目の色は見えない。
その女子が僕の方を見上げると、ハッと顔色を変えて男子の後ろから飛び出してきた。
「白夜様！お会いしとうございましたわ！」
………白夜……
というかなんで名乗り名とはいえ名前を知っているのか。でもこの声、この喋り方に覚えがある。
「えっと……もしかして、黒川さん？」
「わたくしのことを覚えていけくださるとは嬉しい限りです！」
にっこりと優雅に微笑む女子───もとい、黒川美雪さん。
…なんか、キャラ変わってない？
御神籤の王子様 ver.立海
凶ですね。アデュー
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ノア(プロフ) - けとるさん» あぁ、成る程。これからもよろしくです (2015年11月1日 15時) (
レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
けとる(プロフ) - 元のデータはぴーのんです…笑 (2015年10月29日 18時) (レス) id: bfe4a96d52 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - けとるさん» おぉ…？元のデータの人が何方か知りませんがこれからもよろしくお願いします (2015年10月28日 15時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
けとる(プロフ) - データ消した！こっちになった！ (2015年10月25日 9時) (レス) id: bfe4a96d52 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - パンドラさん» おぉぉ…！こっちも読んでくれたのか…こちらこそ読んでくれてありがと！今後ともよろしくですw (2015年9月1日 19時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2015年8月13日 20時
