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青
神ちゃんが、俺や望の前で弱みを見せたことは一度もなかった。
体調を崩しても、誰にも言わずにお兄ちゃんらに怒られるとか、そんなんが多かった。
きっと、そんな神ちゃんが自分の病気を告白するっていうのは、かなりの葛藤があったと思う。
それも、あれからたった1週間で。
青「神ちゃんのせいとか、そんなん一個も思ったことないで」
緑「、、へ?」
青「わかるよ、どんなこと考えてるかとか。ずっと一緒におるんやもん」
青「きっと、神ちゃんのことやから、迷惑とか、俺のせいとか、思ってたんやろ」
顔を見たら、わかんねん。
赤「せや、誰も責めてないやんか。神ちゃんのこと大切に思ってんねやから」
緑「そっか、ごめん」
悔しい時とかしんどい時に、唇噛む癖あるんよ。神ちゃん。
青「唇切れちゃうで?ほんで、ごめんじゃなくてありがとうの方が嬉しいで」
橙「用がなくても会いにくるし、しんどいー、ってなったらすぐ連絡して?いつでも行くから」
緑「、、ありがとう」
橙「これからのことは、ゆっくり話していこう。まずは、体大事にな」
多分これから、乗り越え難いことも沢山あるし、まだまだ先は長い道のり。
それでも神ちゃんだけじゃなくて、俺らもしっかりサポートしていくと、神ちゃんに元気になってほしいと願うばかり。
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作者名:みんときん | 作成日時:2023年11月30日 14時