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緑
緑「話、なんやけど」
緊張よりも、不安でいっぱい。
みんなの反応が怖い。
すぅ、
緑「悪性脳腫瘍やって、いわれた」
その場が静まる。
みんな、なんて反応すればいいかわからない様子だった。
赤「神ちゃんとして、今後どうしていきたいのか、教えてや」
1番に口を開いたのはしげだった。
もう覚悟が決まっていたみたいに、平然を装っていた。
今後どうしていきたいのか、か。
緑「俺は、ジャニーズWESTを辞めたくない。俺のわがままなんかも知れんけど、戻れる時になったら、また戻ってきたいと思っとる」
戻ってくるまでどれくらいかかるかもわからないし、戻ってきた後も今まで通りになるかわからない。
こんなの俺のわがままやってわかってるけど、そんなわがままな俺を許してほしかった。
赤「俺は、そんなこと言われんでも、いつまでも待ってるつもりやったけど。みんなは?」
橙「俺も。メンバーとして、しんどい思いしてる仲間がおるんやったら、待ってるなんて当たり前や」
紫「一緒に立ち止まって考えるのも一つやけど、神ちゃんはそれを望んでないやろ?」
緑「、、おん。……のんちゃん?」
しげに振られた話にも、すぐに頭を切り替えて反応してくれるお兄ちゃん組と比べて、のんちゃんはまだ頭の整理がついてないみたいやった。
青「望?大丈夫?」
桃「あぁ、おん、せやな」
俺のせいで、迷惑かけてる。
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作者名:みんときん | 作成日時:2023年11月30日 14時