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Ns「神山さん、いきましょうか」
不安な表情を浮かべると、看護師は全てを察したように話を続けた。
Ns「緊張しますよね。私も隣にいますから、行きましょう」
点滴棒を転がしながら、いつもよりもはるかに小さな歩幅で歩く。
Ns「先生もう来るので」
看護師は小さな部屋の隅に立った。
Dr「神山さん、体調はいかがですか？」
緑「まぁ、良くもなく悪くもなく、、」
Dr「うん、そしたら、手術について話していきますね」
3人しかいない部屋には、冷たい空気が漂っている。
Dr「まず、大きさとか位置から考えて、大部分は手術で取り除きます」
Dr「ただ、全てが綺麗に取り除けるわけではないから、手術が終わったら放射線での治療になります」
ただ、頷くことしかできない。
Dr「手術時間は5時間くらいを予定しています」
Dr「まずここまで、大丈夫？」
緑「あ、、大丈夫、です」
Dr「全身麻酔して、寝ている間に手術は終わるからね」
Dr「これらのことは、同意書にも書いてあるんだけど、、全身麻酔をした上での開頭手術で、手足の麻痺や言葉が出なくなる、などの合併症がまれに起こることもある」
Dr「念の為、そういうところも考えてね。ただ、ほとんどの場合は元通りの生活が送れるようになるから」
緑「わ、、かりました、」
不安が色濃く出る顔が、心情の全てを物語っていた。
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医療知識などはありません。
あくまでも想像、妄想。
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作者名：みんときん | 作成日時：2023年11月30日 14時
