回想編:無口な少年からの贈り物 ページ11
ある日の放課後… (使い回し)
あれからあの少年、Tomはよく私と絡むようになった。でも、たまに私しか知らない事を知ってる時がある。
例えばこの前、数学のテストが近かった時に…
Tom「Aは数学苦手だっただろ？分かんない所とか教えてやるよ。」
と言っていた。
私は数学が苦手なんて一言も言ってなかったし、知ってるといえば先生から親くらいしか知らないはずだ。
ま、まさかヤンデレな訳あるまいし…フラグにならないよな？な？(必死)
『フィー、とりま疲れたし帰りますか。』
Tom「お、A。一緒に帰らないか？なんなら家まで送るぞ。」
『お、ありがとう。』
学校からの帰り道にて…
Tom「…だから俺の目は黒いんだよ。」
『へぇ〜、クリスマスの日にサンタにレーザーを食らったから目が黒いんだ。だからクリスマスが嫌いなの？』
Tom「…昔話をしてたらすごいクリスマスツリーを燃やしたくなってきた。」
『あ…(察し)』
今Tomと目が黒い訳を聞いたけどまさかサンタにレーザー食らったから黒いんだ。まずサンタさんってレーザーガンみたいなの持ってんの？持ってたとすると私のサンタさんへの印象結構変わるよ。
Tom「そうだ、Aに渡したい物があったんだよ。」
『ん？何何？』
Tom「これ。」
そう言ってTomがくれたのはクッキーと小さい箱だった。クッキーは２枚入っていて、どちらとも美味しそうな見た目だった。
Tom「今日の調理実習で作ったんだよ。見た目はあんま良く出来なかったが…自分で食べるのも勿体無いと思ってな。」
Tom「それと…その箱は後で開けてみてくれ。仲良くしてくれたお礼みたいな物だからさ。」
『ありがとう！！クッキーは後で食べるね！！』
Tom「それと…家はここで合ってるか？」
『うん。家まで送ってくれてありがとうね。それじゃあまた明日！』
Tom「ああ、また明日な。」
…
『さて…美味しそうなクッキーと明らかに怪しそうな小さい箱を貰ったけど…どうするべきか。』
クッキーは美味しそうなのに箱がな〜。しょうがない。こういう時はツキに聞いてみよう。
プルルル…
『もすもす、ツキ？』
＜ん？どうしたA？＞
『Tomからクッキーと小さい箱を貰ったんだけどどうすればいいかな？』
＜ああ〜、なるほど。箱の中身は分かる？＞
『えーとね、青い宝石みたいなのが埋め込まれたネックレスが入ってるわ。』
＜…ねぇA、Tom君の発言で怪しいなって思った事はある？＞
『怪しいと思った事？うーん、あるのはあるけど…いきなりどうしたの？』
＜よーく考えてみて。それで怪しいなと思った事を僕に言ってみて。＞
文字数ぅ…
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月見(プロフ) - 続編に行く前に少し休ませて頂きますがリクエストはいつでも受け付けてます。リクエストはマシュマロかこのコメント欄にて言って下さい。 (6月14日 20時) (
レス) id: 3435690618 (このIDを非表示/違反報告)
ふく(プロフ) - ういさんゆっくり休んでくださいね！！アフレコするとこわかっちゃいました(^^)大好きなところです！！！ (5月11日 8時) (レス) @page37 id: 7394bcafd8 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - ゆめさん» (*^_^*) (2023年4月29日 11時) (レス) id: 3435690618 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 面白かったです！！ (2023年4月28日 23時) (レス) @page31 id: 2b6846de61 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾟｧなクリエイター(プロフ) - つききゅん…… (2023年4月25日 21時) (レス) @page27 id: 611c1bd8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2023年3月15日 1時
