からかうのはやめてください。【宇髄天元】

九 ページ9

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掴めた情報は甘味処で聞いた話のみ.



でも、あの話だけでも十分な情報源となる.

あとは、鬼の存在を確かめるだけ.










気がつけばあたりは薄暗くなり始めていた.













夜の捜査も行うため一旦、宿に向かった.










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お風呂気持ち良かったなぁ.


露天風呂だとは思わなかった.





上機嫌で部屋に戻った.










シャッと襖を開けた.





「 お、戻ったのか 」


『 …… 』





襖を開けて3秒フリーズした.

そして何事もなかったかのように襖を閉じた.










そのまま襖に背を向けしゃがみ込んだ.









な ん だ さ っ き の は.





宇髄様も湯上りのようだが…

寝巻きは若干着崩しており、髪も僅かに濡れていた.


おまけに、宿の窓際に座っていた宇髄様を月明かりが照らしていてい何と言えぬ絵になっていた.










破壊力という言葉がは最適なのでは？





「 おい、何してんだ？ 」



『 ！うず……、兄上… 』





襖開いたこと気づかなかった…


宇髄様は私と同じ目線にしゃがみ込む.





いや、あの、


間近で見るとより一層…





「 A、どうした？ 」



『 ちゃんと着てください！！ 』





立ち上がり、半ば無理矢理に着崩れた所を直した.






「 あ、意識しちゃったワケか？ 」





そう言うとニヤニヤと笑っている.





『 っしてません！
風邪ひいたら大変だと思っただけです！ 』










本当は、めちゃくちゃ目のやり場に困っていた.


なんて言うのは絶対に言えないけど＿＿










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