からかうのはやめてください。【宇髄天元】

二十一 ページ21

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Aさんは話終えると、夕食の準備をすると言って病室を出ていった.





私と竈門君だけが、病室に残った.










「 Aさんと宇髄さんは、本来の意味合いとは
少し違いますけど 相思相愛なんでしょうね 」



「 相思相愛…？ 」





「 はい. Aさんにとって宇髄さんは大切な存在.
それは宇髄さんも同じことなんですよ.

以前、彼が言っていたんです.
Aさんのことは嫁と並ぶらい大切だ、って.

最後まで守り抜きたい、支えになるとまで言っていました. 」





以前の柱合会議の前に、伊黒さんがAさんのことをネチネチと聞いていた時に言っていたこと.





宇髄さんのことですから、本人にも伝えているんでしょうね.










でも、きっとAさんは、



その事に対して戸惑っているのではないでしょうか＿＿？ .










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私が鬼殺隊本部に来て、半年程経った頃に
基本的な剣術と体術を身につける鍛錬を行った.





その時の担当は宇髄様だった.


と言うよりは、宇髄様が勝手に決めたことだけど.





「 いいか、今から基本的な鍛錬を行う.
けど、一つだけ言っておく.

Aのことは嫁と並ぶらい大切だ.

だから仮に任務に同行したとしても、死ぬなよ？ 」





宇髄様に命の優先順位を決められるとは思ってもいなかった.


お嫁さんが1番なのは分かるけど、なんで私まで＿＿？





「 あと、悩みだとか不安なことがあるなら何でも話せ.
派手に解決してやる.」










そう、言ってくれたけれど
簡単には相談できないんです＿＿.










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