離さない、離れない-Hiroomi.T- (ページ19)

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あれから数ヶ月。

とうとう明日、臣と結婚する。

次の日に夏菜子と美咲にプロポーズされたと話すと2人とも喜んでくれた。

三代目のメンバーもEXILEさんも”おめでとう”と言ってくれて
他の社員さんたちも、お祝いしてくれた。

臣とは、少ない休みを使い結婚式場を見に行ったりドレスを見に行ったりした。

その結果、どんなのを選んだのか、お互いに当日まで内緒という事になった。

実家が花屋さんである美咲にブーケを作ってほしいと頼むと

美咲「分かった。Aの結婚式だもん。とびっきり綺麗なの作るね。」

快く受けてくれた。

A「ありがとう。」

夏菜子「私はメイクと髪してあげる。」

普段からメイクアップアーティストをしている夏菜子が髪とメイクをしてくれることに。

ベットに入ると

広臣「明日だな。」

A「うん。」

広臣「どうした？」

A「私でいいのかな。」

広臣「まだ言ってるのか？俺が選んだんだ。」

A「でも・・・。」

広臣「それ以上、言ったら怒るぞ。」

A「分かった。」

広臣「世界一幸せにしてやる。安心しろ。な？」

A「うん。」

いつだって臣は私が不安になっている時は、目を見て安心させてくれる。

だから他の社員さんに何を言われても臣を信じて耐えてこれた。

A「マスコミには？発表するんでしょ？」

広臣「あぁ。HIROさんと話して披露宴して籍を入れたらマスコミにFAXすることになってる。」

A「モバイルは？」

広臣「モバイルにも明日の夜には配信されるよ。」

A「そっか。」

広臣「大丈夫だって。明日、早いからもう寝るぞ。」

A「そうだね。」

明日は8時には式場に入っていなけりゃいけない。

それぞれ準備をして案内人の方が呼びに来てもらうまで控室で待機だ。

お父さん、お母さん。

私は明日、登坂Aになり臣と、これから来る幸せに寄り添っていきます。

だから安心してください。