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広臣「そう。ホントはご両親に直接挨拶したかったんだけど
亡くなってるし、それにHIROさんの許しは得てるし。」
A「HIROさんの？いつ？」
広臣「昨日、あれから話して来た。」
A「あれから？」
広臣「あぁ。」
HIROさんとの話を聞かせると朝なのにAは泣いた。
広臣「泣くなよ。」
冷凍庫からアイスノンを持ってきてタオルに包んで渡した。
広臣「冷やさないと。」
A「(頷)」
しばらく冷やしてご飯を食べAも着替えマンションを出た。
広臣「えっと・・・どこ方向？」
A「都内にあるの。」
広臣「マジ？どこ？」
A「青山霊園。」
広臣「青山ね。分かった。」
車を青山に向けた。
その途中、花屋に止め菊の大きな花束を抱えて来た。
広臣「ほい。」
Aの手から財布を受け取り手を支えた。
A「ありがとう。」
車を発進させ霊園に向かう。
駐車場に車を止め水を汲みお墓まで行く。
そこにはたくさんの花束があった。
花束の数にAは泣きそうになっていた。
広臣「お父さんとお母さんの前なんだから。」
背中をポンポンと優しく叩きしゃがんだ。
Aも花束を置き線香に火を付けそっと置いた。
俺も手を合わせお墓に眠るAのお父さんとお母さんに語り掛けた。
【】＝心の声
広臣【初めまして、お嬢さんとお付き合いさせてもらってます、登坂広臣です。
お父さんとお母さんが亡くなりHIROさんが立派に育ててくださいました。
今まではHIROさんが守ってくださってましたが
これから不束ながら僕が守って行きたいと思います。
僕の仕事柄、外食も多い中、Aさんも食事に気を付けて下さり
日々、支えてもらってます。
どうか結婚をお許しください。
年内には新たな報告に来させていただきます。】
目を開け隣を見るとAはまだ手を合わせていた。
しばらくするとAも目を開けた。
広臣「行こうか。」
A「うん。お父さん、お母さん、また来るね。」
水を持って駐車場に向かおうとするとフワッと風が吹き、どこからか声がした。
【娘を頼んだよ。】
それは後ろにあるお墓からした。
振り向いてみるとうっすらと男の人と女の人がこっちを見て微笑んでいた。
その笑顔はAに似ていた。
それは以前HIROさんに見せていただいたAの両親だった。
俺は頭を下げAの後を追った。
A「ご住職のとこに行ってくるね。」
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紫堂 あおい(プロフ) - 無理なさらずに更新してください。 (2017年12月15日 21時) (
レス) id: d5697e4c7d (このIDを非表示/違反報告)
LDH@EXILE TRIBE(プロフ) - senaさん» ありがとうございます(^^♪ (2017年10月6日 17時) (レス) id: fb6d949774 (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - 無理しないで、更新を頑張ってください！ (2017年10月6日 13時) (レス) id: 1b7355fd80 (このIDを非表示/違反報告)
LDH@EXILE TRIBE(プロフ) - 月読命さん» ありがとうございます(*^^*) (2017年9月10日 10時) (レス) id: 960b8cb39e (このIDを非表示/違反報告)
月読命 - 更新頑張ってください！ (2017年9月9日 22時) (レス) id: 24d994619e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LDH@EXILE TRIBE | 作成日時：2016年12月2日 15時
