シタイが３つ ページ3
貴「……」
私は立ち尽くしていた。
周りには血だまりがあり、
その上には数少ない一族の仲間の死体。
貴「……私は悪くないのに…」
そう言いながら私は泣いていた。
何故かはわからないが泣いていた。
一族の皆が死んだから？違う。
私が人殺しをしたから？違う。
じゃあなんで？何で？ナンデナノ？？
そんなこと思っていたら誰かが来た。
？「…貴女がやったの？」
その人は私に声をかけて来た。
その人を見ると全身に包帯を巻いている女性が来た。
貴「……」
私は何も言わなかった。言いたくもなかった。
？「…言いたくないのね、言いたくないならいいわ。」
どうやら私を気遣ってくれたようだ。
？「貴方はウ口ス一族の子よね？」
そう効かれて私は縦に首を振った。
？「そしてこの人たちもそうよね？」
またもや私は首を振った
？「そう…貴方、これから行くあてが
ないんでしょ？貴方がいいなら……
ウチに来て養子にでもならない？」
私は驚いて目を見開いた。
ウチに？え、こんな事をしたかも
しれない人を入れるのか？
でもこの頃の私は自暴自棄だったのか
わからないが、私は…
貴「…いく」
私はその女性についていった。
この事が私の人生を大きく変えるとは
思ってもいなかったのだ。
(「あ、私の名前はキキョウ。キキョウ=ゾルディックよ。
よろしくね。(あ〜この子本当可愛いわねぇ〜)」)
(『？！…私はA=モルテ(え、ゾルディック
って暗殺一家なんじゃ…ヤッベ)』)
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作者名：アブラムシに限りなく近い者。 | 作成日時：2016年12月5日 14時
