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#33 ページ34

慧side





ドラマ撮影の翌日は、グループでの雑誌の撮影だった。



山田を見るなり、昨日の電話を思い出す。





…あ、メガネしてる。


ななちゃんの家にあったのかな。





スタジオへと向かう車内の中、山田とマネージャーと3人。


このあと乗ってくる、知念の家につく前に、話題を切り出した。





慧「ななちゃんと幼馴染なんだって?」

涼介「…あー、そうだよ」

慧「いいなぁー、あんな子と幼馴染なんて」

涼介「どうしたの、急に」

慧「いや…、」



言葉が出なかった。


ななちゃんの事が気になってる、なんて言えないよ…




山田はなんだかニヤニヤしだした。



涼介「…気になってるんでしょ?」



やっぱりメンバーにはわかってしまうんだな…


嘘なんてつけないし、まぁ、つく必要もないんだけど。




慧「うん…、タイプだよ」

涼介「……伊野ちゃんがライバルなんてやだよ」

慧「ん?」



山田のその言葉の意味がわからなかった。





え、もしかしてさ、



慧「…山田も?」

涼介「…まぁね」



山田もなのか。


俺だって、山田とライバルなんて嫌だし…


負けちゃうじゃん。




幼馴染と恋愛に発展するなんて、定番中の定番じゃないか。



それに対して、今の俺は馴れ馴れしい共演者。


仲良し、と言えるまで距離を縮められたけど幼馴染には到底及ばない。




…あきらめようかな


なんて思ったり。






涼介「…どっちがあいつの彼氏になれるか。ちょっとした勝負だな」

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りめ | 作成日時:2018年1月21日 10時

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