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#27 ページ28

貴方side





「…A?……A!!」



どこからか聞こえる声に反応してまぶたを開いた。





『わっ…!』



目の前にマネージャーがいた。


移動車の中、他に人はいない。




「もう、全然起きないから困ってたんだよ」



どうやら、私は移動車の中で眠っていたみたい。









移動車から出ると、爽やかな風が吹いて、

視界に入ったのは、青い青い海だった。






ドラマの撮影で来た、静岡県。


ふだんはコンクリートに囲まれた生活をしているから、
撮影で地方に来るとテンションが上がる。



海に近づくなり、写真をたくさん撮った。








伊野尾くんとのドラマの撮影の初日。


午前中は私のみのシーンを撮影して、
午後に伊野尾くんとのシーンを撮るらしい。






伊野尾くんとのシーンは、


数日前に涼介と練習したやつ……。




どこかやりづらいし、涼介のことを思い出してしまう。






自分が涼介に頼んで、練習に付き合ってもらったのに、

どこか後悔してるような、…していないような。





数日前の出来事を思い出してしまう。


余計な感情が生まれて、私から離れてくれない。


演技に支障が出そうで不安になる。









.









.









そんな中撮った、私だけのシーンが反省だらけだったことは言うまでもない。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りめ | 作成日時:2018年1月21日 10時

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