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#21 ページ22

貴方side




伊野尾くんは何を思ってあんなことを言ったんだろう。



そればかり考えていた。







でも間違いなく、顔合わせの日に彼は“はじめまして”と言ったのだから、きっと覚えていない。



覚えていたとしても、いつ、どこで会ったかなんて明確に覚えていないだろう。



数年前のことなんて……。









.









いつものようにマネージャーにマンションまで送ってもらい、エレベーターを降りたところだった。




『あ、涼介!』

涼介「おー、A!」



偶然、涼介と会った。




涼介「仕事終わり?」

『そうだよ』

涼介「お疲れ様」

『ありがとう』

涼介「あ、来る?」



そう言ってドアを指差した涼介。



私は頷いて、涼介の家にお邪魔した。






もう慣れてきた涼介の部屋。


遠慮なくソファに腰掛けた。






涼介「…仕事ってドラマ?」

『そうそう、ドラマの宣伝の雑誌の撮影』

涼介「あー、もうすぐでしょ?」

『そうだよー。…伊野尾くん、思った人と違った』

涼介「どんな人だと思った?」

『うーん、なんかね、まぁ、思ってたよりは良い人だった』

涼介「…でしょ?うちのメンバーは良い人だらけ」

『恵まれてるね。羨ましいな』

涼介「羨ましいだろ?」




そう言って彼は私に笑顔を見せた。




グループのこと好きなんだね、良かった。


デビュー当初は不安しか言ってなかったから。



なんか、私まで嬉しいよ。






『あ、そうだ!あのさ、ドラマのセリフ覚え手伝ってくれない?』

涼介「いいよー」





バッグから台本を取り出した。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 伊野尾慧   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りめ | 作成日時:2018年1月21日 10時

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