気が付けば○○しないと出られない部屋にいました 【鬼滅の刃】

深く接吻しないと出られない部屋 伊黒小芭内 ﾘｸ ページ7

……嘘なら嘘と言ってくれ。
夢なら覚めてくれとと思いながら隣に立つ
彼を見る。

蛇柱 伊黒小芭内 だ。

Aが柱の中で苦手と分類するうちの1人。


そして今居るのはお決まりの命令に従わないとと出られない部屋。
そう、ただ今回は命令は本当にヤバい。
これはダメなやつ。本当になんなの！？
私何かしました？


そう、彼女たちの目の前の命令は
｢深く接吻しないと出られない」
とあった。


｢おい、ここはなんだ。この巫山戯た部屋はなんだ。何故こんな巫山戯た事をしないといけない。他には出る方法はないのか。｣


相変わらずネチネチしてる。一言で言えば捻くれ者だ。
これがこの方の苦手な所の1つだ。正直怖い。



『えっと……伊黒様、ここは憶測ですが血鬼術の類のものです。伊黒様は柱故察しては居るとは思いますが微かに鬼の色、気配が漂っております。……以前にもこちらの部屋に閉じ込められておりますがあちらに書かれている内容を行わない限り出る方法は今のところ見当たりません……』


彼のオッドアイの目に囚われ視線を逸らせず、ただ彼の目の冷たさに声が震え徐々に小さくなっていく。

彼は極端に他人を嫌う気がする。
柱の方々に対するオーラと一般隊士に対するオーラ、また鬼なんか比べ物にならないくらい差がある。


彼はしばらく顎に手をやり素振りをしていた。伊黒様。
現状、この部屋について整理がついたのかは定かではないが、考えるのを辞め先程は違う目"優しい中で何かを求めた男の目"をこちらに向けた。

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