気が付けば○○しないと出られない部屋にいました 【鬼滅の刃】

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『無一郎のバカ！なんでいつもそんなに何とも無さそうなの？無一郎は私のこと本当に好きなの？……無一郎があんまり感情を出さないは知ってるつもりだけど……だけど言葉でも出してくない……もう無一郎が何かを考えてるか分からないよｯ！！』






止まれ、止まれ……そう思いながらも口は止まらない。溢れ出た感情は留まることを知らないで口からで続ける。




『無一郎なんか……！！』


"知らない"その言葉を口から出ることは無かった。
無一郎に口を唇で塞がられたからだ。


いきなりのことで驚き涙が引っ込む。




｢……本気で言ってるの？｣




『……え、』




そのまま無一郎に押し倒される。



『……む、無一郎？』



怒った色を出す無一郎に若干の恐怖を感じる。
押し返す手は無一郎に絡め取られ顔の横に固定される。そしてまたキスをされる。何回も何回もキスを落とされる。








多分今私の顔は真っ赤だろう。







暫くしてから無一郎に起こされて抱き締められる。



『………………』



どうしたらいいか分からない……謝るべきだとは分かっている。けど……気まづくて声が出せない。





｢……僕、確かに言葉で伝えることも少ないし表情も変わらないと思うけどちゃんとAのことを思ってるよ」




止まった涙がまた溢れ出す。
力いっぱい私自身も無一郎を抱き締める。



『ｯ……ごめん……ごめんなさい……ｯ!』




そんな中、無一郎も優しく抱き締めてくれる。






その後部屋から出た私たち。

不意に無一郎に腕を引かれる。




｢……愛してるよA｣








そう耳元で囁かれた。









驚き無一郎を見ると耳まで赤くした彼が見えた。




『……私も愛してるよ』






｢……知ってる｣




ぶっきらぼうに答えていてもこれが照れ隠しなのを私は知ってる

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