気が付けば○○しないと出られない部屋にいました 【鬼滅の刃】

後ろから抱きしめろ 時透無一郎 ページ22

｢…………｣



『…………』





気まづい。気まづ過ぎる。
今回は無一郎君。確か2ヶ月で柱になったんだよねぇ。凄いなぁ。まだ14歳だよ？
……もし生きてたら弟も同じ歳だ。



『っ…………』


辞めよう。とりあえず此処を出ることだけを考えよう。





霞柱の時透無一郎君。柱の中で1番関わりがなくどういう子か分からない。



こちらが見ていたのを気付いたのだろう。
無一郎君がこちらを向いた。



｢さっきから見すぎ。僕の顔になにかついてる？｣


『いや……なにも……』



｢で、なにこれ？君何か知ってる？｣




『あそこに書かれてる命令をこなさないと出られない部屋です』




｢ふーん……｣






ふーんって。

やっぱりどういう子か掴めない。
故にやりにくい……




｢で、どうするの？｣


『っえ……』


｢どっちが抱きしめるか抱きしめられるか｣




そうだった……




"後ろから抱きしめろ"



ということは抱きしめ側と抱きしめられる側がいるのだ。



『……どうしましょう』




｢……僕はどっちでも。出られるなら興味無いし｣



マジですか……これは一生決まらないのでは？
自分から抱きしめるのも恥ずかしいし……、かと言って無一郎君に頼むのも恥ずかしい。




これは困った。。。

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