気が付けば○○しないと出られない部屋にいました 【鬼滅の刃】

耳責めしないと出られない部屋 不死川実弥 ページ16

耳責め 不死川実弥


もう突っ込まないことにした。
同じみの部屋だ。


今日のお相手は……oh ｶｾﾞﾊﾞｼﾗｻﾏｶﾖ

私はこの人がめちゃくちゃ嫌いだ。鬼の次に嫌い。だってあの禰豆子ちゃんを切ったて言うじゃないか。それに傷の多いあの顔に血走った目付き。とりあえず顔だけで相手を恐怖に落とせるレベルで怖い。


｢おぃ、こらぁ……ここはどこだぁ？知ってることがあれば話せ｣


あぁ、これだからこの人は後輩やら下の階級の子達に怖がられるの、分からないのかなぁ。
この偉そうな話し方、口の悪い話し方どうにかして欲しいものだ。

心の中で少し悪態を付きながら簡単に説明をする。


｢……つーことは、耳責めをすれば出られるて、ことかぁ｣

『……恐らく』


私より背の高い彼に睨まれているため自然と声が小さくなる。睨まないで頂きたい。その目怖すぎでしょ……

｢おい、女。おめぇ、名前は｣

『え……あ、き、如月です。』


｢下の名前は｣


『え……Aですが……』



そうか と彼が言う。
こちらをじっと見る。なんなんだろうか。彼の意図が分からない。


｢……如月、ここから出るためだァ、許せ｣


そう彼が言った瞬間に腕を引っ張られ気が付けば彼の腕の中にいた。

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