どうせなら # メロ ページ36
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「A、」
キスをする前は、名前を呼んでほしい。
付き合いての頃にお前が言ったことを、俺は今でも律儀に守ってる。
だからこの合図で、お前が素直に目を閉じることも知ってる。
……俺だけが、知ってる。
ふいに込み上げてきた独占欲をぶつけるように、Aにキスをする。
吸い付いては、離れて、また引き寄せられて。
あぁ…まずいな、
今日はまったくお前のペースに合わせてやれそうにない。
けど、たぶんお前が悪い。
呼吸が乱れてきて、力も抜けてきたAを持ち上げ、シンクの淵に座らせる。
自然と俺の首にまわされた細い腕が、もう離れられないほどに、さらに俺たちを近づける。
「メロ、」
「その目……やっぱ、お前が悪い」
「え…？」
理性が吹っ飛ぶ、ってこういうことを言うんだろうな。
気づけば俺の左手はAの服の中で、やわらかい膨らみをつかんでいて。
右手はこの先を急かすように、下の割れ目をなぞっていた。
「A、」
「…んぅっ」
「落ちるなよ」
やらしい声を押し殺すように手で口元を隠すその仕草が、俺を果てしない欲望の底へと連れていく。
Aを抱き上げてベッドに運ぶあいだも欲は止められず、口内で絡まる舌が音を立てつづける。
黒のシーツに同化する、まばらな細い黒髪。
俺を見上げる、熱く濡れた茶色の瞳。
もう何も身につけていない、すべてを際立たせるような真っ白な肌。
「待っ、て…」
「そんなに俺を焦らしてどうする気だよ」
「はぁっ、メロだめ…っ」
「悪い、もう限界だ」
早くお前の中に入りたい。
とっくのとうに限界は超えていた。けど、そのたびお前が泣きそうになるから。
泣きたくなるほど気持ちよくて、その顔を見るたび、もっと壊したくなるから。
壊したくなるほど、俺はお前が…大切だから。
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Lに抱かれたい - Ｓっ気Lさんが見たいｯｯｯ (2020年1月2日 20時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - ワイミーズ大好きなので見ていて楽しいです！マットの話もしくはマットとメロの話をリクエストしてもよろしいでしょうか？ (2019年4月14日 20時) (レス) id: b1a88bf701 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 優希美青さん» わぁ〜！お久しぶりです！！！待ってくださってうれしいですっ( ; _ ; )/ (2018年7月29日 20時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
優希美青 - ほあああw久しぶりです！！待ってましたぁぁぁ (2018年7月27日 10時) (レス) id: 41afb63814 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、長らく長らくお待たせいたしました(>_<)１年かけてようやく書き終えることができました……。待っていてくださり本当にありがとうございます…！ご期待に添えたかどうかはわかりませんが、蓮さんが楽しんでいただけますように…！ (2018年7月13日 16時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2015年11月16日 5時
