恋のしるし # Ｌ ページ2
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「…では、いってらっしゃいませ」
ワタリの微笑みが名残惜しい。
Ｌに手を引かれながらスイートルームを出ると、すぐにエレベーターに乗り込んだ。
運がいいのか悪いのか、この密室の箱の中に二人きり。
監視カメラ以外は誰も見てないんだし、今は手繋がなくたっていいのに。
なんて思いながらも、さっきから沈黙を貫くＬにわたしはどこか緊張してる。
…どうしよ、手に汗かいてきちゃった。
『………お、怒ってる、？』
「どうして、」
『だってさっきから黙ってるから…』
「…後悔してる、Aを連れてきたこと」
『え……』
「…………今夜のAは綺麗すぎるよ、」
ふいに、繋がれていた方の手がＬに引き寄せられる。
慣れない高いヒールを履いているわたしはバランスを崩し、必然的にＬの胸に顔をうずめる形となった。
ふんわり、Ｌのにおいが香る。
『……え、える？』
「誰にも見せたくない、…」
耳元でまた、Ｌの少し掠れた低い声が響く。
体中の熱が一気に耳に集中して、きっといま、顔が真っ赤になってる。
Ｌには見られたくない…そう思った瞬間、ゆっくりと体が離れた。
「ふっ…僕から絶対離れないでよ？あと、腰や肩に手を回されるのもダメ」
『…なんでそんなこ、』
「返事は？」
『……………なにそれ…、恋人でもないのに、』
なんだか急に虚しくなってきた。確かにこのホテル内では私たちは恋人だけど…現実は違う。
なんでわたしドキっとしちゃったんだろ、きっとＬは反応を見て楽しんでるだけなのに。ばかみたい…
「…そうだね。 ”まだ” 恋人じゃない」
『…え？』
「着いたよ、行こう」
Ｌの意味深な発言のあと、到着を知らせる独特なエレベーターの音が鳴り、再びわたしはＬの左手に手を取られた。
さっきの、どういう意味…？
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Lに抱かれたい - Ｓっ気Lさんが見たいｯｯｯ (2020年1月2日 20時) (
レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - ワイミーズ大好きなので見ていて楽しいです！マットの話もしくはマットとメロの話をリクエストしてもよろしいでしょうか？ (2019年4月14日 20時) (レス) id: b1a88bf701 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 優希美青さん» わぁ〜！お久しぶりです！！！待ってくださってうれしいですっ( ; _ ; )/ (2018年7月29日 20時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
優希美青 - ほあああw久しぶりです！！待ってましたぁぁぁ (2018年7月27日 10時) (レス) id: 41afb63814 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» 蓮さん、長らく長らくお待たせいたしました(>_<)１年かけてようやく書き終えることができました……。待っていてくださり本当にありがとうございます…！ご期待に添えたかどうかはわかりませんが、蓮さんが楽しんでいただけますように…！ (2018年7月13日 16時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2015年11月16日 5時
