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『ラベンダー？』
「そ！ラベンダー！」
じゃーん、と自慢げな彼の手にボディクリームが登場。
「この時期お肌荒れやすいでしょ？」
『え、これって、』
「そう、Aにプレゼント」
『え〜〜うれしい〜〜うわ〜〜いい匂い〜〜』
嬉しくて口元に添えた手からさっきの香りが。
「気に入ってもらえた？」
『え？』
「え、」
『当たり前やろ？』
「もぉびっくりするじゃん！やめてよ〜 」
『ごめんごめんw』
『ほんまに嬉しいわあ…』
しみじみ嬉しさを感じながら、
意味もなく何度も手の甲を撫でる。
「あ、あとここね」
そう言って彼は私の目元に手を近づけ、
目の少し下にくるくるとクリームを塗り込む。
「ここもA荒れやすいから」
『え！なんでわかんの？？』
「そりゃ毎日Aのこと見てるんだから」
『…恥ず…』
汚い肌を見せてしまってたって改めて考えると…。
「しょーがない！お肌荒れない人なんていない！」
『でも…悠斗の前ではかわいい私でいたいやん』
目線を下げる私。
彼はあのね、と優しく続けた。
「もちろんかわいいAを見てかわいい！って
思うじゃん」
「だけどかわいいって1種類じゃないのよ」
「俺は、Aのすべてがかわいいって思えちゃう
からぁ〜……言いたいことはわかるよね？」
『……どんなAでも好きでいてくれる、？』
「Aちゃん大正解！！」
『…やった…』
自分で言っちゃったことへの恥ずかしさと
悠斗がサラッと言っちゃったイケメンな一言への照れとが混じって
ラベンダーの香りのリラックス効果じゃ追いつかないぐらいどきどきしてる。
正常でいられるはずがない。
私はほっぺたを手ではさみながら顔を下に向けた。
お風呂上がりなのに汗かいちゃうよ。
そのとき大きな手が私の両手を包みこんだ。
ふわっとラベンダーが香る。
驚いて顔をあげると唇が重なった。
火照った顔の熱が手のひらに伝わる。
短くして唇が離れた。
「Aキスするとき目とじるのかわいいw」
『なっ、』
思わず目を開く。
だけど私が言い返す間もなくまた重なった。
さっきまでいたずらっぽく笑っていた悠斗にもう焦点があわない。
溢れるいろんな感情を沈めるかのように、私はもう一度目を閉じたのだった。
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ふみうか - オズワルダー・カイさん» そんなこと言っていただけるなんて…！そこの黄金比率だいじですよね(( こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！！ (2023年4月8日 19時) (
レス) id: b520771701 (このIDを非表示/違反報告)
オズワルダー・カイ(プロフ) - 阪本さんのかわいいところとキモいところがうまく表現されてて、面白いです！ ありがとうございます！ (2023年4月8日 14時) (レス) id: e9b28fbcad (このIDを非表示/違反報告)
にこまる(プロフ) - ふみうかさん» うわー😭ありがとうございます！！😭😭 (2023年1月4日 21時) (レス) id: 277042bd5f (このIDを非表示/違反報告)
ふみうか - にこまるさん» ホントですか！！ありがとうございます😭遅くなると思いますが、また書きますね！ (2023年1月4日 21時) (レス) id: b520771701 (このIDを非表示/違反報告)
にこまる(プロフ) - お話すごく面白かったです泣 ｷﾓﾄさん需要ありまくりなので、また書いていただけるとありがたいです👍 (2023年1月3日 11時) (レス) @page9 id: 277042bd5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみうか | 作成日時：2022年11月20日 21時
