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『久しぶりに理音と出かけたわ』
彼の肩にこてん、と頭をよせる。
「Aここ最近だいぶ忙しかったもんな」
『誰が言うてんねんw』
「でも、ほら、ヤラセやし」
『本人が言っちゃった』
470。
「え、でもほんまに忙しかったやろ？？」
をさらっとかわす。
『バタバタしてたのはしてたよ』
「結構お疲れじゃない？こんなおにぎり握ってもらっといてきくのもおかしいけどさ」
『…うーん……疲れてないと言えば嘘になるけどぉ…』
「けど？」
『まわりのみんなと比べたらそこまで頑張ったんかなって思っちゃって』
『なんかぁ周りよりも頑張れてない私が疲れたとか言っていいんか…？って最近思っちゃってるっていうか…』
みんなせっせこせっせこ働いてるのに…そんな人たちが「疲れた」なんて言ってないのに…
「疲れた」って言っていい資格が私にあるんだろうか。
「まあでも、AはAやからなぁ」
理音がちょい遠くをみつめながら言う。
『どゆいみ？』
「頑張ってるのもA自身やし疲れたって思うのもA自身やし」
理音がこっちを向くのと同時に一瞬髪の毛がほわっと揺れる。
「Aが疲れたって思うんやったらそれはそのまま疲れた〜〜でいいと思うけど」
「じゃないとAが潰れちゃうで」
『…そうかな、、』
「周りは周り！AはA！」
自分じゃいくら言い聞かせたってそう思えないことが、
他人に、ましてや理音に言われたらどうしてこんなにもストンと心に入るんだろう。
「じゃあ、もう1回ききますね。お疲れですか？」
視界が少しだけ霞む。
『……はい。めちゃめちゃ』
『ですよね〜〜』
理音は全てわかっていたかのような自然な流れで私の頭をなでてくれた。
「僕知ってんねん！Aは自分で自分の機嫌とれへんってこと！」
『う、』
図星です。
私が『ごめんね…』って言いかけたとき。
「だからそのために僕がいる」
優しく落ち着いた笑顔。
好きが当たり前で忘れていたことを再確認するには十分すぎた。
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ふみうか - オズワルダー・カイさん» そんなこと言っていただけるなんて…！そこの黄金比率だいじですよね(( こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！！ (2023年4月8日 19時) (
レス) id: b520771701 (このIDを非表示/違反報告)
オズワルダー・カイ(プロフ) - 阪本さんのかわいいところとキモいところがうまく表現されてて、面白いです！ ありがとうございます！ (2023年4月8日 14時) (レス) id: e9b28fbcad (このIDを非表示/違反報告)
にこまる(プロフ) - ふみうかさん» うわー😭ありがとうございます！！😭😭 (2023年1月4日 21時) (レス) id: 277042bd5f (このIDを非表示/違反報告)
ふみうか - にこまるさん» ホントですか！！ありがとうございます😭遅くなると思いますが、また書きますね！ (2023年1月4日 21時) (レス) id: b520771701 (このIDを非表示/違反報告)
にこまる(プロフ) - お話すごく面白かったです泣 ｷﾓﾄさん需要ありまくりなので、また書いていただけるとありがたいです👍 (2023年1月3日 11時) (レス) @page9 id: 277042bd5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみうか | 作成日時：2022年11月20日 21時
