第３話 ページ5
ライム島。
森林が生い茂る島の真ん中に、一箇所だけ開けたとても大きい空間があった。そこには沢山の南瓜の
ランプに美しいレースで飾られたステージがあった。ステージを囲むように設置してある蝋燭の炎は
赤く光り輝いていた。そのステージの奥に、１人の少女の姿があった。
綺麗な金色の髪を耳下で２つに結び、赤い紐リボンで留めている。そして赤い瞳にマッチした白いワ
ンピースに赤く腰まであるローブ。そして白い長手袋。そんな舞台衣装を着た少女の赤い瞳の奥には
とてつもなく黒い怒りの感情があった。それは誰に向けられたものか。知るよしもない。
『もう、好きにはさせない』
少女はそう言うと、その場を立ち上がって、自分の身体に魔法の杖をかざした。
＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊．＊
ステージの観客席は沢山の観客で溢れかえっていた。その中にはいくつか名を挙げている海賊団の姿
もあった。ハートの海賊団に九蛇海賊団、そしてバルトクラブ海賊団。一番前の席にはルフィ率いる
麦わらの一味も座っていた。そのほかにも、海軍のコビーとヘルメッポ。この2人は今、機密特殊部隊
SWORD隊員として情報集めに来ていた。
コビー「いいですか、ヘルメッポさん、今回は偽の観客として紛れ込むだけですからね！」
ヘルメッポ「へいへい…それにしてもなんd『みんなーー！！！ちゃんと聞いてるかな？？？』！？」
ヘルメッポの声を遮ったのは、少女の声。その声は暗闇に包まれたステージからだった。
『やっと会えたね！Aだよ！！今日は一緒にマジカルしちゃおう！！！』
観客達「わあああああああああ！！！！！！！」
Aのたった一言で、観客が一斉に歓声をあげた。それには、理由があった。
ー数ヶ月前ー
『じゃあ、今日の配信ショーはここまで！それじゃあ』
ファン「クイーンA！！お願いがあるの！！」
配信の電源を切ろうとした途端、とある観覧者から声をかけられた。
ファン「悪い海賊達を！！海賊達を！！魔法で消して！！！！」
ファン２「私からも！！お願い！！」
ファン３「俺からも！！平和な世界を！築き上げてくれ！！！」
その声はどんどん増えていき、最後には全員から「お願い！！！！」と懇願された。それを断る
Aではない。すかさず
『分かった！！任せて！！』
そう言ったのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡桃 - 有難うございます✨頑張ります✨ (2022年12月13日 19時) (
レス) id: e3366bdaef (このIDを非表示/違反報告)
白雪 なな(プロフ) - 更新楽しみにしてます！初めて見ましたが面白いです！ (2022年11月26日 2時) (レス) @page8 id: 94abacd7f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：胡桃 | 作成日時：2022年11月12日 17時
