天秤にかけてみて ページ18
Your side
利「残酷ね、この世界は」
A「貴方がそんなことを言うなんて意外、それは皮肉?」
利「せっかく慰めてあげたのに、誰に似たのかしら?」
A「そう思うのなら頭の中から出て行ってくれない?
ほんと、目障りなんだけど」
利「ふふっ、その毒舌はあんたの親の遺伝ではないわね」
A「うるさい、1人にさせてよ」
利「はいはい、今日はご機嫌ななめなようね」
するとリゼさんは目の前から消え、目を覚ますといつもの自部屋だった
.
.
A「お父さんとお母さん……」
昨日見た私が忘れていた、家族との記憶
A「私にもお父さんとお母さんがいたんだ…」
董香ちゃんにもみんな家族がいたって言ってた
でも私は今までいないと思っていたから、
すごく嬉しかった
A「もし、願いが叶うなら会って話してみたいな」
と思ってたけど、すぐ気づいた
“私はお父さんとお母さんの約束を守れない”と。
A「私、研くんと戦う運命なんだった」
私は研くんと戦うのが嫌で、怖くて、傷つけたくなくてエトの所に来た
でも、私がなにもアクションを起こさず
ずっとエトと一緒にいたら親との約束を守れるのだろうか
A「んんんん…難しい…」
私は頭を枕に埋めた
もし、私がアクションを起こしたら好きな人を傷つけてしまう
A「親と取るか、好きな人を取るか…」
.
.
エ「Aちゃ〜ん、朝だよ〜」
A「ん、エト」
エ「今日は目覚めがいい、いつもはぐずるのに
…っていうのはよくて、仕事だよ」
A「仕事…?」
エ「前に頼みたい事があるって言ってたじゃん?
それだよ〜」
A「今日?」
エ「そうそう!お願いできるかな〜?」
A「…分かった」
エ「良かった〜!!」
スマホを確認してみたらウタさんからマスクが出来たとの連絡があった
A「今からマスクを取りに行ってくるから」
エ「あ!すとーっぷ!!!」
A「っ!?」ビクッ
エ「仕事着を買ってきたから、これを着て直接行ってくれるとありがたいな」
と、エトはニヤニヤとしながら見せてきた
A「これ…?」
エ「かっこいいでしょ?」
A「…派手すぎ、却下」
エ「こっちこそ却下」
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Kurea(プロフ) - てあさん» コメントありがとうございます!待って下さっていた方がいらっしゃって光栄です( . .)"少しずつ更新していこうと思っているので、首を長くして待って頂ければ嬉しいです( ; ; ) (7月8日 1時) (レス) id: d7e2cd466c (このIDを非表示/違反報告)
てあ(プロフ) - 再開、嬉しいです、楽しみにしています(o^^o) (7月5日 12時) (レス) @page23 id: 199c484b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kurea | 作成日時:2018年11月23日 5時