恋ではない (ページ31)

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幸いなことに活動を続けさせてもらえるということを伝えられた。

光成とはもう関わらないのが条件ということも。

家に帰る時も特に何も起こらなかったから少し安心してすぐにベッドに潜り込む。

こんな虚無感に襲われたのははじめて。

ぼーっとしてると、ふと昔見たことあるような情景を思い出す。

…あれだ、皇輝くんと出た舞台の時だ。あんなに嫌な思い出なのに、これじゃ同じことをしてる。

傷つけてしまったみなさん、本当にごめんなさい。

あの2人は自然消滅したらしいから、私たちもそうなってしまうのだろうか。

なんなら私たちは付き合ってるのかと言われれば違うから、あの2人と比べるのも違うのかもしれない。

でも理解されなくても私は光成の隣にいたい。

さっき謝ってたのは嘘だったかのようなクズ発言だなって自分でも思った。

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もうダメな人間になってるんだからどん底まで落ちてしまおうと決めた。

光成がそれを拒めばそれはやめるけど。

だから1度はブロックしようとしたその連絡先を開こうとした時

着信音がなった。