恋ではない (ページ22)

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なんか、前に1度あったから、好いてくれてると分かってもすんなり受け入れられた。そんな自分がちょっと怖い。

陽「ちゃんと言えた？」

『うん』

陽「これからどうする？もううっちー達んとこ行かない？」

『…気が向いたらいく、かな。』

私がそう言うと面食らったような顔をする陽菜。なんだかおもしろい笑笑

『なにその顔笑笑』

陽「え、てっきりもう行かない！って感じで1人だとリハ場行きにくいなーって思ってた。」

『そうもいかなくなっちゃったからね。』

陽「そうもいかなくなったって何？」

『んーと、好きって言われた？』

陽「あー檜山くん？てかなんで疑問形なの笑笑」

『また来てって言われちゃった。どうすればいいん？』

陽「それがクラスメイトとかならもっと話してみなよとか言うけどさ、アイドルだしね。」

『…とりあえずしばらくは行かない。』

陽「りょーかい」

陽「てか、檜山くんの連絡先とか持ってないの？」

『うん。気を使ってくれてんのかな。うちむ以外誰も持ってない。』

陽「しっかりしてんだね。」

『ね。』

…

家に帰ってから読み途中のドル誌を開いたけれど、すぐに閉じてしまった。

どんなに辛くても頑張れた理由である檜山くんなのに、今日は見ていられなくなった。

何が悪いかって長いことフラフラしてて仲良くなってしまって、さっきも上手く返事を出来なかった私なんだけれど。

いろいろ考えたけど、考えても答えなんか出るはずもなく、意味わかんなくなってきちゃって

今日はいつもよりだいぶ早く布団にはいった。