出陣 ページ10
コ『誠お姉さん...後半...遠慮する気ないでしょ』
沖矢さんは微笑みながら
沖『別に構いませんよ、食事は賑やかな方が楽しいですし。』
優しい人だなあとその言葉ににこにこしてしまう。
沖『それに、貴女のカゴの中を見るに栄養バランスは取れてないようですから。』
....少し、厳しいかも。
確かに私のカゴの中には入り口で山積みになっていたカップラーメンが入っている。
コ『じゃあ!行こう誠お姉さん!』
コナンくんに手を引かれ、少し小走りになる。
______レジに行く前にカップラーメンは元に戻され、変わりにカット野菜を入れられた。
〜〜
『すみません、お金払わせちゃって...お家に着いたらお渡ししますね』
沖矢さん宅に向かう道中。
片手にコナンくん、もう片方にあったレジ袋は沖矢さんがサラッと持ってくれた。スパダリ。
沖『お気になさらず。いつも1人で食べているので人数が多くて嬉しいんですよ、そのお礼です』
『ありがとうございます』
ここでグダグダ引き下がっても恐らく無駄だなあといち早く察知してさっさと切り替える。
すると片手をキュッと引っ張られる。
コ『誠お姉さん?手首、大丈夫?包帯ぐるぐるだけど...』
内心舌打ちしてしまう。
沖『ホントですね...大丈夫ですか?』
食いつくなよ...と思いつつ慣れきった嘘の説明をスラスラと語る。
『いやあ..お恥ずかしながら先日、鍋をしていた際にヤケドをしてしまいまして。』
ははは、と頭をかく。
沖『ほぉー...この季節に、鍋ですか。』
細い目が少し開いたように思えた。確かに....と納得しかけたが正直夏にその格好の人に言われても....
視線に気がついたのか気恥しそうに首元を触る沖矢さん。
その微妙な空気を察知したのか否かコナンくんから突然、突飛な質問が飛び出す
コ『誠お姉さんって、ホームズ好き?』
私達の微妙な空気を表したかのように黒い雲が空に広がっていた。
終わり ログインすれば
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紅 - ◯です! (8月19日 18時) (レス) @page10 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
恵比寿(プロフ) - 雨音さん» そうです〜!ありがとうございますめちゃくちゃ嬉しいです(ギャン泣き) (2020年9月5日 20時) (レス) id: 0cbef333d6 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 - もしかしてなんですが、リメイクだったりしますか…?大変失礼な質問すみません。冒頭からすごい面白いです。更新頑張って下さい。応援してます。 (2020年8月16日 13時) (レス) id: 57bf457d23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恵比寿 | 作成日時:2020年8月8日 20時