【名探偵コナン】平成のジャック・ザ･リッパー

頭痛 ページ5

『んッ.....』

はっと目が覚める。

目に映るのは転がったカルトワインにの瓶に柿の種の袋。

『あ..頭痛い...』

酷い二日酔いである。

少し残っていたワインで頭痛薬を押し込みながら片付けでもするか...と決意していると

ピンポーン

と呼び鈴の音が響く。

『誰....??』

どーせ杉田でしょなんて思いながら覗き穴を見れば知らないおじさん御一行。

『誰....??』

思わず同じことを呟いてしまう。

てか今どすっぴんなんだが？誰やねーん！居留守使ったるわ！今何時だと思ってんの....と時計を見れば

『17時ィ！？』

思わず叫んでしまう。

これ絶対在宅中ってバレたじゃん。。。

とりあえずマスクを付けて扉をガチャりと開ける。

高『こんにちは、誠さん。』

知らないおじさんの後ろから出てきたのはこの間の刑事さん。

咄嗟にお嬢様モードになる。

『ど...どうされましたか？...まさか！』

と目をはっと見開き

『犯人が...見つかったとか』

ハイハイありえませ〜ん！こんにちは〜！犯人でェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す！！

なんて煽っていると知らないおじさんがキッラキラの名刺を差し出しながらキメ顔してくる。

小『こんにちは、お嬢さん。私、毛利小五郎と申します。』

...モウリ？...モウリ。...モウリ!!

二日酔いで全く回っていなかった頭が急に覚醒する。

『眠りの小五郎さんですか！ご活躍、拝見しております。』

まさか名探偵様が来るなんて。

警察じゃあキャスト不足だなあと思ってたので丁度いい！

コ『ねえねえお姉さん？』

感激していると突然、後ろから服の裾を引っ張られる。

＿＿＿＿え！誰。私小学生連れ込んだ覚えないんだけど？え？てか勝手に入るな？しかも勝手にワインの瓶とるな？コレクションしてるんだけど？

コ『お姉さん、お薬をワインで飲んじゃダメだよ？』

そしてご最もな忠告。すいません。そんなことより____

『どうして私がそれで薬飲んだって分かったの？』

コ『だって...』

と説明しようとしてくれていた頭に拳が落ちる。

ひえー痛そう。

小『蘭、コイツの事ちゃんと見ててくれ！』

蘭『ダメでしょ！コナンくん！＿＿＿＿すいませんこの子、探偵の真似事が好きで....』

コナンくん、とな。個性的な名前。

謝ってくれた蘭さんの方を向きながら

『いえいえ、凄いね____』

探偵くん、と言葉を繋げようとしたが、彼女の顔を見て思考がフリーズした。

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