隣はこの人じゃなきゃ。 ページ36
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Aside
振り向くと廊下の真ん中で私を呼ぶ徹の姿を発見。
相変わらず声がでかいけど、今の私にそんなことはどうでも良かった。
『徹っ！！！』
そして徹をめがけて走り勢いよく抱き着く。
｢うお！Aどーしたのw｣
なんかその全てを悟ったような顔がムカつく。ムカつくけども。この男に伝えなきゃいけないことがあるんだ。
『貴大と別れてきた。』
｢うん。知ってる。そーじゃないかなって思ってた。｣
『え、なんで知ってるの。』
｢だってAこないだ言ってたじゃん。グイグイ行くにもやり方があるって。｣
確かにそんなこと言った…ような。いや、言った。
｢それで、俺にまだ希望あるじゃんって思ったんだ。
後、女の子と遊ぶの辞めた。Aずっと嫌そうにしてたし。｣
このポジティブ男、本当にムカつく。けど憎めないのはやっぱり好きなんだってわかってしまったから。
『嫌だったよ。私が徹に片想いしてた時からずっと。辞めてほしいって思ってた。でも重い女だって思われたくなくて言えなかった。
楓ちゃんとだって、私がいるから断ってくれるって信じてたのに浮気するし。
けど、やっぱり私は徹が好きだって気づいたの。貴大じゃなくて徹のこ…｢俺もAが好き。ずっと大好き。｣』
私の言葉を遮るように正面から抱きしめる徹。
この感覚、久しぶり。
｢A。もう一度俺と付き合ってください。｣
『はい。お願いします！』
徹から告白を受け、復縁した私たち。
｢もう〜やっとA戻ってきてくれた〜。おかえり！！｣
『ただいま！！』
その言葉と同時に抱きしめる力を強くする。
やっぱり私は、徹が好き。
貴大との思いを忘れたわけじゃないよ。
｢大好き。｣
『私も。』
人が少ない廊下で重なる2つの影。
私は一生、彼に着いていくと思う。
女癖があったっていい。
その分、私が振り向かせるから。
｢A、帰ろ！｣
『帰る！』
彼が隣にいる限りずっと＿＿＿＿
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しおらん - すごい面白いです！でもこの後及川に行くのかって思うと辛いですね！早くどちらのオチもみたいです！ (2017年12月5日 11時) (
レス) id: 679bd2e3fd (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花(プロフ) - その後の話読みたいです！あと、この作品が大好きなので、更新を無理しない程度に頑張って下さい！ (2017年11月28日 13時) (レス) id: 73a977f80d (このIDを非表示/違反報告)
フルーツ侍 - お疲れ様です！とても面白い作品ですね、いつも楽しみです頑張ってください！！あと、その後のお話？読みたいです、できればでいいので書いてください、よろしくお願いします！ (2017年11月28日 3時) (レス) id: d5eadaadbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぅむ。 | 作成日時：2017年11月27日 22時
