嫌な予感。 ページ34
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Aside
あれから数週間が経った。
私はいろいろ考えた。
だけど、考えれば考えるほど、自分は誰が好きなのかわからなくなった。
休み時間。
ふと視線に入る徹の姿。
前より女遊びは減ったものの、未だに女の子に囲まれたりはしてて。見慣れてるはずだし、今に始まったことじゃないのに何故か嫉妬してる。前までは私がそこにいたのに…ってあれ？
なんで私、こんなに徹のこと考えてんの。
そんな休み時間も終わり古典の授業。
半寝になりながら授業を受けていると、隣の席の貴大からノートを渡された。中を見てみると…
“話したいことあるから放課後屋上な”
と何とも達筆な字で書かれていた。
“わかった”
とだけ書いて、ノートを貴大に返した。
ちらっと横を見ると、彼は教科書を立てて寝始めた。
なんとなく嫌な予感がしたんだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そしてその日の放課後。
約束通り屋上へ行くと、貴大が先に来て待っていた。
『ごめんね、遅くなっちゃって。』
｢大丈夫。で話したいことなんだけどさ、｣
なんの躊躇いもなく口を開けば｢まだ及川のこと好き？｣と聞かれた。
『え、どーして…？』
｢無意識かもしれないけどさ。A、及川のこと目で追ってて。それも及川に片想いしてるときと同じ顔でさ。なんつーか、俺じゃねえなって思ったんだ。｣
『でも私は…｢いいんだよ、無理しなくて。Aはまだ及川が好きだ。ただ今はそれを認めたくないって思ってるだけ。｣…。』
そうか。私は徹のことが好き…なんだ。
だからあの時も嫉妬して…たんだ。
｢だからさ。｣
“俺たち、別れよ。”
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しおらん - すごい面白いです！でもこの後及川に行くのかって思うと辛いですね！早くどちらのオチもみたいです！ (2017年12月5日 11時) (
レス) id: 679bd2e3fd (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花(プロフ) - その後の話読みたいです！あと、この作品が大好きなので、更新を無理しない程度に頑張って下さい！ (2017年11月28日 13時) (レス) id: 73a977f80d (このIDを非表示/違反報告)
フルーツ侍 - お疲れ様です！とても面白い作品ですね、いつも楽しみです頑張ってください！！あと、その後のお話？読みたいです、できればでいいので書いてください、よろしくお願いします！ (2017年11月28日 3時) (レス) id: d5eadaadbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぅむ。 | 作成日時：2017年11月27日 22時
