相談相手は弟。 ページ22
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Aside
｢んで、姉ちゃんはどーしたいわけ。｣
全てを聞いた飛雄が聞いてくる。
どーしたい以前にさ…
『あの〜飛雄さん？私が大事な話してるときになんでカレー食べてるの？なんなら私まだ食べてないんだけど？』
｢腹減ったから食ってるだけ。頭使う話って腹減るだろ。食べてないなら姉ちゃんも食えば？｣
いたって単純な理由だった。
結局、空腹に勝てなかった私は
飛雄の大好物でもある
ポークカレー(温玉のせ)を食べ
話はどーしたいかに戻る。
『わからない。今の自分の気持ちが。
貴大の彼女のはずなのに、徹の行動に不意にドキドキしてた自分がいた。けどそれが貴大と同じ感情のドキドキなのかわかんない。』
そう言うと｢はぁ…｣とため息をつく弟。
｢それさ、たぶんだけど、姉ちゃん…まだ及川さんに気持ちがあるってことなんじゃねーの。｣
『え…でも私徹のこと…』
｢確信じゃないけどな。
最近の及川さんの行動と言動で、少し揺らいでるんじゃねえかな。俺、恋愛とか詳しくねえし上手いこと言えねえけど。｣
だって徹は浮気してたんだよ？
それに私たくさん傷ついたのに。
でもあの時、微かにだけど
付き合ってた当時の感覚が蘇るようだった。
｢まあ、焦って決断するなよ。
俺はどっちが好きだろうと、姉ちゃんが好きな方応援すっから。｣
『ありがとう…飛雄。』
｢んじゃちゃんと部屋で寝ろよ。おやすみ。｣
『おやすみ。』
リビングに1人になる私。
それにしても今日の飛雄、いつもより優しかった。
学校でその優しさ出せば絶対モテるのにね。
なーんて言ったら、余計なお世話だボケ！って
言われそう…w
クスクス笑っているが
頭ん中は、明日どんな顔で2人に会えばいいかって
ことだけがループしている。
『はぁ…どーしよ。気まづいなー…。』
そして私は、部屋に戻り
何も考えないように目を閉じ朝を向かえた。
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しおらん - すごい面白いです！でもこの後及川に行くのかって思うと辛いですね！早くどちらのオチもみたいです！ (2017年12月5日 11時) (
レス) id: 679bd2e3fd (このIDを非表示/違反報告)
茉莉花(プロフ) - その後の話読みたいです！あと、この作品が大好きなので、更新を無理しない程度に頑張って下さい！ (2017年11月28日 13時) (レス) id: 73a977f80d (このIDを非表示/違反報告)
フルーツ侍 - お疲れ様です！とても面白い作品ですね、いつも楽しみです頑張ってください！！あと、その後のお話？読みたいです、できればでいいので書いてください、よろしくお願いします！ (2017年11月28日 3時) (レス) id: d5eadaadbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぅむ。 | 作成日時：2017年11月27日 22時
