浮気…してるんだよね？【及川徹】

信じるって決めたから。 ページ8

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Aside





『はああ…。』






｢Aがそんな深いため息すつくなんて珍しいじゃん。何かあった？｣






教室で机に突っ伏していると、親友の夏季ちゃんが声をかけてくれた。






『なづぎぢゃーん…っ』







私は半泣きの状態で、夏季ちゃんに抱きつき
こないだまでの出来事を全て話した。








｢まーた厄介な後輩が来たね〜。｣







『渡したくないけどさ〜徹があっちに行かない自信とか全然ない、てか寧ろ行く気しかしない…。』








｢大丈夫でしょ！及川、あんなAにべったりだし、いつもA〜ってうるさくて岩泉に怒られてるくらいだから！でも問題はその後輩だよね〜｣








と悩む夏季ちゃん。
もうね、あんな自信満々な顔で｢アタックしてもいいですよね？｣とか言われたら、自信とかなくなる…不安しかない…。








そんなとき…








｢ねえ、A。さっき廊下で及川くんと2年生らしき女の子が一緒に歩いてるの見たけど、アレ大丈夫なの？｣







とクラスの女の子が教えてくれた。







大丈夫かと言われたら、全然大丈夫じゃない。
でも信じるって決めたから信じるしかない！







『大丈夫っ！！徹は私の彼氏だもん！！それに信じるって決めたから！！』









｢もうAのそういうとこ好き！何かあったら言いなよ？｣







｢本当、素直なんだかバカなんだか…ww｣









両サイドの友だちから抱きしめられている私は
本当に幸せ者だ…。

今日だけだもんね…？→←複雑な気持ち。

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