信じたくない光景だった。 ページ11
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Aside
『で、徹から告白されて今に至るってわけなんだけどさ。私は、誰にも見えないとこで一生懸命努力してる徹が好きで、この人のこと支えたいって思えたの。本当に良い人だから、好きになったんだよ。』
徹を好きになった経路？を一通り話し終えると
貴大くんが｢本当、Aも良い人だよ。｣なんて言いながら微笑んでいた。
そして歩くこと30分。
『貴大くんが言ってたお店って、この前TVで紹介されてたとこだよね！？』
目の前には、レンガで作られた洋風なお店が大きく建っていた。
｢そーそー！ここのシュークリームマジで美味いの！！｣
なんてワクワクしてる貴大くんの足取りが、急に止まった。
『貴大くんどーした…｢見るな…｣』
前を歩いてた貴大くんが後ろを振り返ると、そのまま私を引き寄せた。
そう、私は今、貴大くんに抱きしめられている。
『貴大くん…離して…』
私の言葉に耳を傾けるどころか、貴大くんは無言で抱きしめたまま離してくれない。
｢どうしてもこの先が気になる？後悔しない？｣
私の頭上で言ってる貴大くんの言葉が理解できない。だから、その答えを知りたくて
『…うん。』
と、返事をしてしまったんだ。
今思うと、あの時引き下がれば良かったんだけどね。
｢Aがそこまで言うなら。…見てきな？｣
貴大くんが抱きしめていた腕を離した瞬間、私は1番見たくない光景を見てしまったのだ。
『徹と…城之内さん…何で？』
それは、窓ガラス越しにいる徹と城之内さんの2人が楽しそうに笑いあってる光景だった。
あれ、徹、今日用事あるって言ってたよね？
用事って城之内さんとデートすることだったの？
『でも、部活の相談とか何かきっと理由があるはずだよ！！』
｢A…。｣
夏季ちゃんが心配そうな顔で私を見つめる。
はじめくんは何かこう、なんとも言えない感じ。
貴大くんと松くんも心配しているみたいで…。
『皆心配しないで？私なら大丈夫だから！ね？
ほら、別の場所にしよっ！ここならまたいつでも来れるし！！』
空元気で歩きはじめると同時に、目からは流れてきてほしくないもので溢れ出す。
バレないように堪えながら俯くけど…
｢Aちょっと来い。｣
貴方にはバレてしまうんですね。
優しさと悲しさ。→←bygone days : 一生懸命な姿。
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キスあら?(プロフ) - オチは、及川さんがいいです！ (2017年11月29日 4時) (
レス) id: fa5e67a873 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - はじめまして、いつも楽しみにしています。マッキー落ちでお願いします!! (2017年11月27日 20時) (レス) id: 272c2b92fb (このIDを非表示/違反報告)
とうきび(プロフ) - マッキーがいい人すぎる…！！！と、言うことなのでマッキーがいいです！！これからも更新頑張ってください！ (2017年11月27日 19時) (レス) id: 46476cb2c2 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾あんず(プロフ) - マッキー落ちでお願い致します！ (2017年11月27日 19時) (レス) id: ac0424387b (このIDを非表示/違反報告)
埜餡 - 例えば、マッキー落ちでanotherストーリー的なので及川さん！みたいなのできませんか？無理なら及川さんオチで！ (2017年11月19日 22時) (レス) id: fb393f2bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るんちゃん | 作成日時：2017年9月28日 7時
