こじらせ女子�� ページ33
だけど今は違うんだ。
きみからのメッセージには既読をつけられないまま、わたしはオムライスを口にした。
誰よりも会いたくて、
誰よりも話したくて、
誰よりも傍にいたい。
A「………。」
気付けばわたしは携帯を握ってて、
数分前に来たそのメッセージに既読をつけていた。
それどころか、
大貴「…もしもし。」
A「…うん。」
電話までしていた。
大貴「ふふ、どした？」
Aから電話なんて珍しいじゃん、て呑気に、
でも嬉しそうにわたしに問いかけてくるきみは、まだ気付いてないでしょう？
A「来て。」
大貴「……んあ？」
菜月ちゃん。ごめんね。
わたし、そんなにいい子な幼なじみじゃない。
わたしだって好きなの。
……ずっとずっと、好きだった。
ついこの前雑誌で「〇〇女子」って特集が組まれていたから、パラパラとめくるくらいだった。
その中でひとつだけ、目に入った。
“こじらせ女子”
“自分に自信がなく、異性に魅力をアピールできない女の子のこと。”
まるでわたしみたいだって思った。
わがままなんかじゃなくて、上手に甘えられるようになりたい。
そしたら大ちゃんに可愛がってもらえるから。
………菜月ちゃんみたいに。
前から、そう思ってた。
でもね、そんなこじらせ女子なわたしだって、
やる時はやるの。
だから今日だけ……今だけは……。
A「わたしの家…来て。」
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ゆ。 - ドストライクすぎるお話です！毎日更新まだかなまだかなってウキウキしています笑これからも更新頑張ってください！！ (2018年7月7日 15時) (
レス) id: bf4469aca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2018年6月5日 19時
