歯車【文豪ストレイドッグス】

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「なっ」
『はじめまして』

カチリカチリ

首領から直々に頼まれた任務
それは舐めた真似してくれてる方々を
削除するだけの簡単なお仕事

目の前を這いずる男らにも聞こえるであろう
規則正しく鳴り響く幻聴
それは私の異能力がきちんと作動している証
そして
これから彼らが死ぬ、という通達でもある

異能力【歯車】
幼い頃、やむにやまれず望んだ末に
今に至った至極厄介な異能

ー真っ当に生きるにはあまりにも危険な異能
マフィアでもトップクラスの殺傷力を誇る異能
それを発動させる

『【歯車】ー流星ー』
指を鳴らせば大量の歯車が具現化されて
周囲の空間を侵食、書き換える

後ずさった男たち諸とも空間をねじ曲げ
そして、異能を解除

何が起きるか
簡単なことだ
空間の揺り戻しを受けて
男たちは消える

塵ひとつ残さず

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