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『あんたこそどういう立場で私に文句言ってるわけ？』
あんなに静かだった教室が、私達の言い合いのせいでどんどん騒がしくなっていく
「別に、寮も違うあんたよりはドラコのこと、ちゃーんとよく知ってるだけよ。マグルのお嬢様なんかよりね」
『それがなによ』
「ドラコはあんたに言われてすぐにお父様に手紙を送ってたのよ、それで私は思ったわよ、馬鹿みたい！あんなビッチの言われるがままなんて！って」
び、ビッチ！？マグル界にいた時ですら言われたことないんだけど！
いや、それよりもその前よ！
『どういうこと？お父様に手紙って...』
驚いた
まさか私が最後に言った言葉をそのまま実行するなんて
「お父様に告訴を取り下げてもらえるように頼んでたのよ、フローなんかに言われたからってわざわざね。まあ返事は来てないようだけど」
ドラコ、頼んでくれてたんだ...
『そうだったの...？』
ハグリッドの小屋へ向かったハリー達と合流する予定だったけど、そんな事を聞いてしまっては、ドラコのところへ行って謝らなきゃいけない
ドラコはドラコなりに現状を変えようとしてくれてたのに
スリザリンだから、グリフィンドールだから
そんなこと気にしていない素振りで1番ネガティブになっていたのは自分
何度も好きだと言ってくれる彼も、どんどん膨らむ彼への気持ちも抑えつけてた
本当はスリザリン生らしく心の冷たい人間なんじゃないかって
だから何度も声をかけようとしてくれたドラコを無視して突き放した
幼くて、ムキになって最低だ私
「だからもう関わらないでくれないかしら、ドラコはお父様の期待に答えようと日々頑張ってる。それなのにあんたが関わるとドラコの調子が狂うのよ」
『いやよ、ドラコにまだ言ってないことがあるんだから』
酷いこと言ってごめんなさい、そして遅くなってしまったけど私はあなたが好きだって
もう嫌われてしまっていたとしても、今度は私がドラコに振り向いてもらえるように努力すればいい
まずはあなたに会って謝らせてほしいの
『教えてくれてありがとうパーキンソン』
「は？なんでお礼してるわけ？え、ちょっとどこ行くの！？」
パーキンソンの制止の声を背に、気が付けば私は教室を飛び出していた
階段を降りる途中、マクゴナガル先生とすれ違ったけど気にしない
案の定「Msフロー！！！どこへ行くのです！減点しますよ！？」と怒号が聞こえてきたけど今は私、怒られてる場合じゃないの
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芙蓉(プロフ) - mypuppy66さん» コメントいただけて嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2月6日 5時) (
レス) id: b527ebd726 (このIDを非表示/違反報告)
mypuppy66(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしています♩ (2月5日 19時) (レス) @page18 id: 95d4a691f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芙蓉 | 作成日時：2024年2月3日 3時
