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「Msフロー、この後教室に残りなさい」
しまった、ボーッとしすぎた...
冷たく私を見下ろすマクゴナガル先生
気がつくのが遅すぎた
「まったく...試験が終わった途端これですか！気を抜いてはなりませんよ」
そう言ってローブをひらりとさせマクゴナガル先生は教団の方へ踵を返す
今日まで私達は何も出来ないまま、バックビークの死刑の日は訪れてしまった
そのせいで授業にまったく身が入らないままだ
「大丈夫？今日1日変よ。いつも変だけど」
『え？』
ハーマイオニーあんたってサラッと酷いこと言うわよね！？
2度見すると、ハーマイオニー越しにスリザリンのパンジー・パーキンソンと目が合った
私がマクゴナガル先生に注意されたからってクスクス嘲笑ってる
なんか嫌な感じ〜...
しかもドラコの隣に座ってるし…
「それとMsパーキンソン、あなたもです。最近私語が多いですよ。」
プッ！ちょっといい気味！
意地の悪い笑顔から途端に呆気にとられた表情に変わった
ざまぁないわね！
でもパーキンソンって前から私に対してなんか当たりが強いというか…
2人で居残りさせられたら気まづいかも...
なーんて思ってたらやっぱりね
「2人共、1時間しっかり今日の授業の内容を復習すること。いいですね？」
そう言ってマクゴナガル先生は、ゲッ！という顔をした私達2人を残し教室を出ていった
最悪よ、雰囲気悪すぎじゃない？
カリカリとペンが走る音と、紙が擦れる音
そしてパーキンソンがつく特大の溜息
居心地が悪すぎる
ロンがハーマイオニーのスカートをイタズラで履いてるのが見つかった時ですらこんなに酷くなかったわ
何度目かの溜息に、私はついに痺れを切らして口を開いた
『ねえ、さっきからなんなの？鬱陶しいからそれやめてくれない？』
そう言うとパーキンソンはまた態とらしく溜息をついた
「あんたこそ、ドラコに付きまとって鬱陶しいのよ」
耳を疑った
『は...？』
ギロリとこちらに視線を寄越し、パーキンソンは続ける
「ちょっと人気があるからって勘違いしちゃってるんじゃない？」
『...何を？』
「ちょっと優しくされたからって彼女面しないでもらえる？
グリフィンドールのくせにドラコの家のパーティーまで来ちゃって...そのくせにこの間よくもドラコを突き飛ばしたわね」
『なっ...』
「最低なのはあんたでしょ？可哀想よドラコが」
ふん！と鼻を鳴らしパーキンソンは机に向き直った
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芙蓉(プロフ) - mypuppy66さん» コメントいただけて嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2月6日 5時) (
レス) id: b527ebd726 (このIDを非表示/違反報告)
mypuppy66(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしています♩ (2月5日 19時) (レス) @page18 id: 95d4a691f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芙蓉 | 作成日時：2024年2月3日 3時
