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『な、なんでこんなところにフクロウがいるの？』
箱の上に乗った1匹の大きな白い梟
あまりにもこの場に似つかわしくなく、不可思議であるからか
Aは余計に目を奪われた
その黄金の瞳と視線がかち合った瞬間、梟は箱から飛び立ち
Aの周囲をバサバサと羽根をはためかせ飛び回る
『きゃあ！！なに、なんなの！？ウィル！助けて！』
動揺するAは、思わずボディガードのウィルの名を叫んだ。
それを気にもとめず梟は嘴に挟んだ白い封筒をグイグイと差し出した
『えっ！？手紙！？』
なんなのよもう…びっくりしたじゃない！
恐る恐る手に取る
赤いグルーガンで留められたその白い封筒には
ホグワーツという文字と、エンブレムが描かれていた
Aが受け取ったことに梟は満足したのか、会場の奥のテラスに続く窓から飛び去っていってしまった
「A様！無事ですか！？」
慌てて近寄ってきたウィルが大きな体を縮こませながらAの身体に傷一つないか確認する
後から来た父ルーカスと母オリヴィアも心配そうにその様子を見ている
そんなことよりも何故か分からないがAは
梟から受け取ったこの手紙にとてつもない神秘を感じていた
ただの手紙にどうして…
『ホグ…ワーツ...？』
見たことも聞いたこともない名前
封を急いで開け、中の便箋を取り出しAは首を傾げた
『親愛なるA・フロー殿、このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたこと、心よりお喜び申し上げます…？』
「A様それは…」
「A...そんな嘘よ、私達の娘が…！」
困ったような、諦めたような
そんななんとも言い難い表情のウィルがまだ事の重大さに気づいていないAの顔を見つめていた。
『なにこれ？なんかのイタズラ？』
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芙蓉(プロフ) - mypuppy66さん» コメントいただけて嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2月6日 5時) (
レス) id: b527ebd726 (このIDを非表示/違反報告)
mypuppy66(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしています♩ (2月5日 19時) (レス) @page18 id: 95d4a691f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芙蓉 | 作成日時：2024年2月3日 3時
