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「眠れない…」
ハリーはもう何度目か分からない寝返りをうった
グゴゴ…と鳴り響く地響きのようなロンのイビキのせいではない
談話室でのAの言葉が頭にこだましていたからだ
(マルフォイの奴…いきなりなんでAをパーティーになんか？)
Aはすごくモテる
ほとんどの時間を一緒に過ごすハリーはそれを嫌という程知っている
でもAは誰か一人の物になったことはない、ずっと僕達4人は仲良しじゃないか
ハリーはどこか安心していたのだ
異性にまったく興味の無さそうなAを見て、何もせずともこのままいつまでも傍にいてくれるだろうと
が、しかしどうだろう
ここ最近Aは1人で行動することが増えた
そのタイミングを見計らってか、今日だって図書室に迎えに行ったときハッフルパフの上級生に声をかけられていた
(その時マルフォイも図書室にいたんだ…)
ついこの間もAの梟の名付け親だと知った時は何故か分からないが腹の底がむかついて機嫌が悪くなった
(最近どうしたんだ、僕は…)
「なんて表現したらいいのかな……とにかく、嫌な気分になるんだ。その子が誰か別の人と話していたら。こんなことおかしいよね？友達なのに」
クディッチの練習後、ハリーは胸のムカつきが一体なんなのか、これは病気なんじゃないかとフレッドとジョージに相談した。
相談相手を盛大に間違えているような気もするが、元気のないハリーに絡んできたのは双子だ。
ハリーが粗方話し終えると、2人はブハッ！と同時に吹き出した
「おいハリー、まじかよ！」
「最高だよハリー！」
腹を抱えて笑いながら2人はハリーの肩に覆い被さる
「な、なに？」
「俺たちが教えてやろうか？」
ニヤリと悪戯な笑みを浮かべる2人
目で会話して同時に頷くと、またハリーに視線を移す
「「それは独占欲ってやつだ！」」
「「ハリー、おまえはその子が好きなんだよ！異性として！」」
「「ハリーの淡い初恋！ビッグニュース！！」」
イェー！と双子はハイタッチし、ハリーの肩から離れた
「す、好き？ちょっと待ってどういうこと？」
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芙蓉(プロフ) - mypuppy66さん» コメントいただけて嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2月6日 5時) (
レス) id: b527ebd726 (このIDを非表示/違反報告)
mypuppy66(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしています♩ (2月5日 19時) (レス) @page18 id: 95d4a691f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芙蓉 | 作成日時：2024年2月3日 3時
