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『そういえばロンとハリーって冬休みは帰省するの？』
グリフィンドールの談話室の暖炉の前、いつもの様にAとロンとハリーはスナックを摘みながらぐうたらとおしゃべりしていた
課題のことは基本後回しだ
「今回も僕とハリーは帰らないよ、冬休みって短いしね」
「うん、Aは？」
『うーん…まだ迷ってて私…』
Aは昼間ドラコに言われた事を思い出した
〈うちの屋敷でパーティーするんだ…も、もし良ければフローも来ないか？いや、そんな堅苦しいものじゃなくて、母の友人やスリザリンの奴も何人か来るんだ！は、母が誰か誘えってうるさいから仕方なくだな！〉
焦って思わず声が大きくなり、マダム・ピンスに睨まれ頬を染めたドラコ
思い出すとクスリとしてしまう
突然のパーティーのお誘いにAは少し驚きながらも
『お誘いありがとう、予定を見直すから返事はちょっと待って』と、そう返したのだ
予定などだいたい分かっている
本人もパーティーはどちらかと言えば好きだ
二つ返事でOKしなかったのはドラコがスリザリンであるからだった
家に行ったと知ればハリーたちはなんて言うだろう
どうせバレるなら先に言ってしまった方がいい
『実はドラコの家でやるパーティーに誘われてて…』
「え？」
「ちょっと3バカ！談話室をそんなふうに使わないでって昨日も言ったわよね！」
Aの言葉に、ハリーが素早く反応したがそれはすぐにハーマイオニーによる怒号で掻き消される
談話室を散らかす3人に、今にも噴火しそうな程怒っている
この光景にもグリフィンドール寮生の誰しもが慣れたものだ
「Aも！お菓子のゴミはすぐに捨てる！」
『もー…無秩序になる1歩手前が1番落ち着くんだよ？知らないの？ミス・グレンジャー』
「あはは！そうだぞハーマイオニー！」
「くだらない事言わないで、ロンも！」
(A…さっきとんでもないこと言ってなかった…？)
ハリーはズレた眼鏡のフレームを人差し指と親指で元の位置に直し、ギャアギャアと騒ぐAの方を見た
(マルフォイに…パーティーに誘われた…？)
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芙蓉(プロフ) - mypuppy66さん» コメントいただけて嬉しいです！これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2月6日 5時) (
レス) id: b527ebd726 (このIDを非表示/違反報告)
mypuppy66(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにお待ちしています♩ (2月5日 19時) (レス) @page18 id: 95d4a691f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芙蓉 | 作成日時：2024年2月3日 3時
