ヴィーナス？と世界へ！ (ページ19)

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鏡ページ19

日本が豪炎寺のラストリゾートで点を取ると日本が波に乗ったように動きが良くなった。明日人がペクからボールを奪い豪炎寺にパスする。

受け取った豪炎寺は明日人に戻す。

ボールがきた明日人は胸でトラップをし高い位置にパスを出す。

そこに豪炎寺と韓国選手のイとパクの三人がボールに打点を合わせるように飛びその中の豪炎寺の目に光がピンポイントで当たったのが見えた。

『豪炎寺っ！』

目くらましを喰らった豪炎寺はうまく着地が出来ず、

豪炎寺「ぐあっうぅ」

豪炎寺はフィールドに脚を押さえながら横たわっていた。

明日人「豪炎寺さんっ」

それに気づいた明日人の声かけに続け遠くすぎて状況が良く分からない円堂が

円堂「豪炎寺っどうしたんだ！」

遠くから呼びかけ日本側のベンチの人も立ち上がって見守る。

そんな中韓国のペクが

ペク「ミッションコンプリート」

と、小声で呟きにやりと笑ったので思わず

『あいつらっ！なめた真似しやがっていいご身分じゃねぇか』

と、口走るがマネージャーと一緒に豪炎寺の元へ向かう。

杏奈「ちょっと冷たいですよ。」

杏奈が豪炎寺の脚に冷却スプレーをかける。

つくし「豪炎寺君…」

心配そうな声をもらすつくしの元に遅れて一星が来て声をかける

一星「大丈夫ですか！豪炎寺さんっ」

鬼道「何があった。豪炎寺」

豪炎寺が着地ミスをするはずがないと問いかける

豪炎寺「分からないっ。一瞬目が眩んで…」

鬼道「立てるか」

鬼道が脚の心配をすると痛みから

豪炎寺「すまないが、試合は続けられそうにない。」

鬼道「そうか。」

短く返し

『そりゃ続けれたら怖ーよ』

医者からみてもう怪我の具合は分かってる感じだった。

一星「豪炎寺さん。俺の肩につかまって下さい。」

『いや、いい。俺が運ぶ。あまりこの状態で歩かせるのは良くない。』

気を利かせていったであろう一星のに短く断りを入れ今度は豪炎寺に

『豪炎寺、俺からみて出来るだけ脚は今動かさない方が良いと思う。運んでもいいか。』

一応運ぶための確認を取る

豪炎寺「あ、あぁ」

了承を得ると莉央は豪炎寺を姫抱きするとベンチに歩き出した。

その場にいた全員が驚きの表情を浮かべた。

何故なら豪炎寺とさほど身長の変わらない人が姫抱きで豪炎寺を持ち上げたのだから。

明日人「えっ、莉央凄っ」

思わず驚きの声を漏らす明日人に

『豪炎寺程なら何も難しくないさ。』

歩きながらも返しベンチに向かった。

豪炎寺が抜けたまま試合は続行された。