Round 9 ページ9
そんな素敵な日を過ごして次の日もそんな素敵な日が………なんて思っていた予想は見事に崩れた。次の日に私が出勤してきた時にはカフェが見事に繁盛していて先に出勤していたオンニとハニオッパがバタバタと走り回っていた。
…………これはヤバい。そう直感で感じた私はすぐに更衣室へ行き急いで着替えてホールに出た瞬間、ハニオッパが慌てたようにこちらへ走ってきた
「悪いんだけど、Aはドリンクへ回ってくれない?」
『え？ドリンクですか？スンチョルオッパは…』
「あいつは今日遅出出勤だから18時にならないと来ないんだよ」
な、なんてことだ………
「今、店長が一人でキッチンとドリンクしてる、早く行って」
『は、はい！』
私は慌てて奥へと走っていった
『お、おはようございます！お待たせしました！ドリンク代わります！！』
"あ、Aちゃん待ってたよ！それじゃあお願いね！"
『はいっ！』
よし……気合いを入れなきゃ。
そう思ったがどれだけドリンクを作っても作ってもオーダーが減らない。私のドリンクを作る速度とオーダーの速度が間に合っていないのだ。挙げ句の果てには………………
「ねぇ、Aバニラモカはまだ？」
『あ、す、すぐ用意します！！』
『あの、Aちゃん！アイスカフェモカじゃなくてアイスキャラメルラテだよ！今すぐ準備できる？』
『あ…オ、オンニ！ごめんなさい！！』
失敗の連続だった。
自分自身がパニックになってきて半泣き状態で仕事をこなしていたらそれを見かねたオンニが私に声をかけた
『Aちゃん、ホール任せても良いかな？』
『えっ！？じゃあ、ドリンクは誰が………』
『大丈夫、私が出来るよ。』
そう言ってオンニがキッチンの奥へと消えていった。オンニがドリンクを作る所なんて一度も見たことない…どうして………どういうこと？そう困惑しているとハニオッパが近づいて来た
『あ、ハニオッパ…オンニがドリンクに行ってしまって……』
「大丈夫だよ、ヌナはここに勤めて長いからオールラウンダーなんだ。ホールもドリンクもキッチンも出来るよ。まぁ、キッチンは出来る事が限られているけどね」
『そ、そう……なんですか』
きっと慌てていてミスが多かった私の代わりにオンニが行ってしまったんだろう。…………私は役に立てなかったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノルン(プロフ) - しー。さん» あっ……第二のお恥ずかし作品🙈素直になれてないスンチョルオッパでしたけど、やっぱり積極的な女の子には弱かったですね🥰またまた感想ありがとうございます🙇♀️ (4月16日 20時) (
レス) id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
しー。(プロフ) - 少し意地悪なスンチョルオッパと歳下女の子のお話きゅんきゅんしました❤️意地悪で素直になれないスンチョルカッコいいけどちょっと垣間見える可愛さ推せます♪それからヌナとハニの仲の良さがとっても良かったです♡最後まで楽しく読ませて頂きました！ (4月16日 13時) (レス) @page32 id: 5d72cd64c1 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - まるのさん» こんばんは！伝わりますよ！どこかの作品にキュンキュン超えてギュンギュンワードあるので探してみて下さい👀追う作品は多分ちょこちょこまだ紛れてると思います！あと、こちらこそ毎回感想ありがとうございます😭すごい嬉しくてギュンギュンしてます！ (12月30日 0時) (レス) @page32 id: 907990f381 (このIDを非表示/違反報告)
まるの(プロフ) - ノルンさんこんばんは！キュンキュン超えてギュンギュンしました（伝われ）私、追う恋が大好きなので、もう最高すぎて空飛べそうでした（）それと、いつもコメント返してくださってありがとうございます！！これからも応援しています！！ (12月29日 22時) (レス) @page32 id: 0f64c498bd (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - Chaaiiiさん» コメントありがとうございますっ！！そう言って頂けると本当に嬉しいです！！これからどんなお話になるか是非ワクワクしながらお待ち下さい！ (10月10日 19時) (レス) id: 561ffbc4d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノルン
| 作成日時：2023年10月10日 9時
